4番復帰の野村 1安打2出塁 若き大砲候補のパワー源は、昨年誕生しためいっ子
パ・リーグ22回戦 オリックス3ー1日本ハム(9月3日、エスコンフィールド北海道)
1カ月半ぶりの4番 四回の第2打席で中前打
日本ハムの野村佑希内野手(23)が3日のオリックス戦に、7月13日の楽天戦以来1カ月半ぶりとなる「4番」で先発出場。四回に相手先発・東の141キロを捉えて中前打を放ち、新庄剛志監督(51)の抜てきに応えた。
この日の朝、野村は指揮官から「きょう4番ね」と告げられた。「万波を1番で使って、その流れじゃないですか。別に打ったから4番ではないので、やることを変えずに打順をあまり気にせずいこうかなと思いました」。4番復帰にも冷静だった。
悔やむ第1打席での凡退 勝利につながる一打を意識
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1安打2出塁と結果を残したが、一回2死二塁で迎えた第1打席は中飛に倒れた。「初回のチャンスで打てないのもありますし、勝ちに直結する結果を残せないのは申し訳ないなと思います」と反省した。
不動の4番を目指したプロ5年目の今季は、不振による2軍降格を経験。再昇格後はデーゲームの練習前も、早出でバットを振る。「ファームから戻ってきた時に、ルーティンとして毎日やることは決めていた」と、ぶれずに継続している。
休日に溺愛するめいと再会 やる気は上昇
日々ハードな練習に取り組むが、「さすがにオフの日は練習していないッス。メリハリをつける派です」。関東で休日だった8月28日には、昨年誕生しためいからパワーをもらった。「めいっ子に会いに姉の家へ行きました。なかなか会えないんですけど、もうちょっとで1歳です」
久々の再会を果たし、「かわいいっすね。もう10歩くらい歩いていますし、ハイハイもできます」とデレデレ。まだ、球場へ観戦には訪れたことはないというが「物心ついて記憶に残る時に良い選手になりたい」と、ひそかに意気込んでいる。
打撃状態は上向き 「良いスイングが増えてきている」
8月は月間打率・301を記録するなど、バッティングの状態は上昇中。「ヒットが出て、自分の中で良いスイングが増えてきている。一戦一戦やっていくしかないですし、そういうチャンスだったり、任せられた場面で良い結果を残せるようにしたい」と表情は明るい。シーズンもいよいよ終盤戦。目指すのは、めいっ子が誇れる自慢のおじさんだ。