芸能
2023/09/06 18:45

野外フェス【A Villa music festival HOKKAIDO 2023】タイトル未定や山崎あおいらが出演

北海道発のアイドルグループ「タイトル未定」の登場に会場のボルテージは一気に上昇した(撮影・小田岳史)

■9月3日、安平町ときわ公園

「タイトル未定」らアイドル8組が参戦して初開催

 野外音楽フェス「A Villa music festival HOKKAIDO 2023」が3日、安平町ときわ公園で初めて開催された。北海道発の「タイトル未定」ら8組のアイドルと、同グループに楽曲提供している青葉紘季や山崎あおいなど、全12組のアーティストが出演した。

札幌発のロックバンド・TRIPLANEがトップバッター

 初開催を祝うかのように、安平町には青空が広がった。気温も上がり始めた午前11時。札幌発のロックバンド・TRIPLANEがトップバッターとしてステージに上がった。今年1月に配信した「マイ・ダーリン」で幕を開けた。ボーカルの江畑兵衛が観客に「すごい良い天気。盛り上がろうぜ!」と呼びかけ、フジテレビ系アニメ「ONE PIECE」のエンディングテーマ曲にもなった「Dear friends」など、5曲を披露した。

阿部「この広い大地に負けないぐらいの声を出せますかー!」

 そして、バトンを受けたのはこの日の主役・タイトル未定だ。ステージに登場するやいなや「花」、新曲「夏が来れば」、「黎明」を立て続けに歌い上げた。阿部葉菜が「始まりました~、A Villa music festival!!」とテンションMAX。夏曲「夏のオレンジ」では、ここでも阿部が「この広い大地に負けないぐらいの声を出せますかー!」と煽った。最後は「鼓動」でさらにボルテージを上げるなど、25分間を全力で駆け抜けた。

 ここからはアイドルの時間が続いた。まずは、タイトル未定と同じくTSUIMA所属のBYBBiT、iluxionが〝お姉さん〟の後にそれぞれがパフォーマンス。そしてLayn、ICECREAM SCREAM、フルーティーの3組が息をつかせる暇もなく、会場を盛り上げた。
 

TSUIMA所属アイドルユニット「BYBBiT」
TSUIMA所属アイドルユニット「iluxion」

 

札幌出身・山崎あおいの登場で 興奮から透明感のある静寂へ

 その興奮が冷めやらぬ中、札幌市出身のシンガーソングライター・山崎あおいが雰囲気を一変させた。この日の天気とピッタリの「醒めるような青空」という歌詞から始まる「花咲くを待つ」。透明感のある歌声で、少しせわしなさが漂っていた空気を落ち着けた。「ゆっくりと聴く時間になりますかね。楽しんでいってください」と「サイレン」、「ハルメイト」、最後は曲調と歌詞のギャップが大きい「鯖鯖」と全4曲を歌った。

天候に恵まれ「気持ち良くて、歌詞がバッチリだった」

 夏の北海道でのライブは久々で「すごい天気が良かったので、気持ち良くて、歌詞がバッチリだったなと思って歌ってました」と山崎。その後は青葉紘季→FES☆TIVE→リリィさよなら。→真っ白なキャンバスと、シンガーソングライターとアイドルが交互にパフォーマンスを披露。開演から6時間が経過した17時過ぎ、全12組のアーティストの出番が終わった。

ラストは再びタイトル未定

 日が落ち、秋の訪れも感じさせた18時30分。再びタイトル未定がステージに上がり「mitei music」が始まった。普段とは打って変わって、4人が椅子に座りながらのアコースティックライブ。観客も芝生の上に座りながら、ペンライトをゆっくり振るなど、各々が4人の歌声に酔いしれた。「薄明光線」や「青春群像」、「栞」、「灯火」などの全12曲を披露。それぞれの歌唱力の高さを示し、いつもとは異なる一面を見せた。アンコールでは、通常ライブでの「鼓動」で観客と一体となり、「A Villa music festival HOKKAIDO 2023」は幕を閉じた。


■タイトル未定メンバーの感想

阿部葉菜
「北海道でこういうフェスが開催されて、ただただ素直にうれしいです。お客さんも日常を忘れてはしゃいでいる姿が印象的で、さらにうれしくなりました」

冨樫優花
「北海道の良さが存分に詰まったライブができたと思うので、道外の方も楽しんでいただけたんじゃないかなと思います」

谷乃愛
「北海道での野外フェスが個人的な目標だったので、すごいうれしい。こんな開放感のあるすてきな場所でできたのがうれしかったです」

川本空
「すごい楽しかったです。緑豊かな自然の空間がすごく気持ち良くて、このフェスがきっかけで安平町のことも大好きになりました」


■野外音楽フェス「A Villa music festival HOKKAIDO 2023」の模様を写真で紹介

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