コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》宮澤の老獪なプレーがG大阪戦の勝利をもたらした
10試合ぶりの勝利で自信を持って戦えるのでは
10試合ぶりの勝ち点3をゲット出来たG大阪戦。スコアも4-0とこれまで勝てなかった鬱憤を晴らすような戦いぶりだった。この勝利でトンネルから抜けてルヴァン杯、リーグ終盤戦に自信を持って戦えるのではないだろうか。
相手の攻撃の起点ジェバリを抑えた宮澤
岡村が出場停止だったが代役の宮澤がきっちり仕事をしてくれた。足首のケガが心配された荒野がボランチで出場可能となったこともあり、宮澤をリベロで使えることになった。G大阪の攻撃の起点はFWジェバリである。ポゼッションサッカーを志向するG大阪にとってジェバリは得点源だけでなくポジションを崩して組み立てにも参加する重要なピースだ。G大阪で鈴木武蔵がゲームに出れないのはジェバリが攻撃の核に君臨しているから。宮澤はそのジェバリを抑えてみせた。くさびのボールをはね返すのはもちろんだが、中盤に下りるジェバリに着いていき厳しいプレッシャーをかけ続けた。小柏のチェイシングもあったが、宮澤のプレーが札幌のプレスのスイッチとなり強度を加速させた。