ファイターズ
《ハム番24時》9月7日
珍しい事象だった。遠征先の仙台で予定されていた2試合がいずれも中止になった。5日は小雨の予報が大きく外れ、夕方から集中豪雨。6日は午前中から降り続き、仙台市の一部地域に警戒レベル3、高齢者避難の指示が出された。楽天モバイルパークも様相が一変した。フィールドに近い観客席の床が、すねの高さまで浸水。チームが利用する駐車場は排水が追い付かず、池のような状態だった。
ただ不思議なことに、両日とも雨天中止の一報が入ってから、ほどなくして雨脚が弱まった。室内で練習を見守った新庄監督は2日連続で空を見上げ「あれ? 試合できたんじゃね」と苦笑していた。
結局、1試合も消化せず、北海道へ戻ることになったが、この小休止はプラスに働くかもしれない。通算839試合に登板している宮西は春先に「1軍で稼働していると、全く肩をつくらない日は数えるほどしかない。それが当たり前やから」とリリーフの厳しさを明かしていた。今回は移動日を含めて4日間〝肩休め〟ができた。ラストスパートの時期。態勢を整えたブルペン陣のパフォーマンスに注目している。