【特別調査編】「相部屋なら誰と一緒がいい? 逆に嫌なのは?」まさか、清宮選手が…【道スポなんでも探偵団】
読者の皆さまから質問を募集し、記者が調査、取材し、回答をお届けする「道スポなんでも探偵団」。多くの「?」をお寄せくださり、誠にありがとうございます。今回は【特別調査編】として、日本ハム取材班が1つの疑問を深掘りします。まさかのシチュエーションになった時、誰を頼り、誰を避けたいのか―。意外な関係性が明らかになった⁈
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■ファイターズの選手へ質問。遠征先のホテルで、どうしても相部屋しなければいけなくなったら誰と一緒がいいですか? 逆に嫌なのは誰ですか?
まずは、少しシャイな一面もある野村佑希内野手(23)に声をかけた。野球とは少し離れた質問だったが、全く悩まず、即答してくれた。
「ホソ(細川)だったら良くて、マンチュウ(万波)は嫌ですね。ホソはめちゃめちゃきれい好きで、僕の部屋に来ると『(片付けが)好きなので、手伝います』と言って。定期的に一緒に断捨離をする。オフの自主トレでも相部屋なので、苦じゃないですね。マンチュウは僕と同じで荷物が多いので、たぶん収拾がつかなくなる(笑)。欲を言えば、1人部屋の方がいいですけどね」
30歳になった選手会長の松本剛外野手は答えにくい質問に苦笑。チームのまとめ役らしく、角が立たないように配慮した上で、ジョークを交えて人選した。
「相部屋になってもいい選手か…。うーん、ピン(石井)かな。球場への行き帰りとか、一緒にいる時間が一番長い選手。同じ部屋にいて静かにしてほしい時も、ピンなら大丈夫。逆に嫌な選手はムズい。強いて言えば、ポンセでしょ。デカイし、うるさい(笑)。それでいこう。めちゃめちゃいいヤツで好きなんですけど、僕が英語をしゃべれないですし、一緒にいたら疲れそう」
次は投手を直撃。ブルペンでムードメーカー的な役割も担う玉井大翔投手(31)は、尊敬するサウスポーではなく、同じ道産子の名前を挙げた。そして嫌なのは、あの選手…
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「相部屋になるなら杉浦さんですかね~。落ち着いているので。お互いの時間を大切にする、すごく良い空間になりそう。コンビニに行って『ついでにお茶を買ってきたから、飲んでいいよ』とか言ってもらえそう。気遣いや優しさがある人。厳しいのは清宮ですね。マイペースすぎて、こっちがイライラしそう。電気を消すタイミングとか。テレビもアイツが見たい番組を見ると思う。年下だけどコントロールできないです。僕が何か注意しても無理。『あ~』とか言って苦笑い、愛想笑いを浮かべるだけで、全く響かないでしょうね」
偶然か必然か―。同じく救援投手の石川直也投手(27)は長い沈黙を挟みながら、真剣に悩み抜いて答えを絞り出した。
「一緒になってもいいのは玉井さん。気を使わなくていいので。たまに一緒にゲームもします。プロスピです。8月下旬にも遠征先の宿舎でやりました。メシに行って、そのまま玉井さんの部屋で1試合だけ。勝率は自分の方が高いです。嫌な選手は…清宮ですね。自分のスペースを広げるから。エスコンに限らず、ロッカーからどんどん通路の方に荷物を広げる。だから相部屋になっても…。僕も同タイプで浸食し合うので、争いは避けようと思います」
投手からマイナスの2票が入り、少し敬遠されがちの清宮幸太郎内野手(24)。自由奔放な振る舞いがクローズアップされる主砲の選択は。
「相部屋になってもいいのは古川さんです。理由は何でも許してくれるから。優しい。何やってもいい、みたいな。普段はアホっぽいといいますか(笑)、何も考えていない人です。嫌な選手はいないですね。強いて言えば、ポンセですかね。たぶん、朝が早いんですよ。投手と一緒は嫌じゃないんですけど、話すことがないかもしれません」
この回答をそばで聞いていた1学年上の古川裕大捕手(25)。笑って受け流していたが、反論はあるはず。同様の質問をぶつけた。
「どうしても相部屋と言われたら、イソ(五十幡)がいい。同級生で仲が良いので。本当にいいヤツで、マジメです。気を使わなくていい。もちろん、避けたいのは清宮。わがままなので。この間も『この時間に宿舎の下に集合ね』と約束したんですよ。そうしたら、時間になっても来ない。どこにいるのか聞いたら『今から着替えます』みたいな。いつも自分が先に行って、コイツのことを待っています」
最後に清宮は平然と言ってのけた。「結局、車に乗る時間はピッタリだったし、店に入る時間もピッタリだった。僕は何も悪くない」。6年目の24歳になっても、憎めない、愛されキャラは健在。先輩たちの深いため息が、耳に残った。