ファイターズ
2023/09/09 00:05

新庄監督 張り巡らした二重の策「1対0の試合を予想していた」

六回1死二塁、清宮が右飛に終わり、帽子をかぶり直す新庄監督(撮影・小田岳史)

■パ・リーグ21回戦 西武6ー0日本ハム(9月8日、エスコンフィールド北海道)

完敗も勝敗を分けた紙一重のトリックプレー

 イチかバチかのギャンブルではない。実らなかったサインには、二重の策が張り巡らされていた。日本ハムは8日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に0ー6で敗れた。試合後、新庄剛志監督(51)は「なかなか打てないと思ったから、こっちから仕掛けようと思って」と、ターニングポイントになった四回のプレーを苦渋の表情で振り返った。

動いたのは四回 先制点を狙ったマルティネス&清宮の走塁

 両先発は上沢と平良。好投手同士の投げ合いとなった一戦は、序盤からロースコアゲームの様相を呈した。両右腕はともに三回まで被安打1で無失点と譲らない。先取点の持つ意味を重く見た指揮官は四回の攻撃で果敢に動いた。

 2死二、三塁で、打席には奈良間。仕掛けたのは1ボールからの2球目だ。二走・マルティネスが大きく飛び出し、相手捕手が二塁送球する間に三走・清宮が本塁を狙う作戦だった。

想定外のプレーで奇策は不発 新庄監督「それは計算にないわ…」

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