■９月９日、札幌ドームサブグラウンド

非常にポジティブな、前向きな雰囲気で取り組めている

―第１戦から中３日。選手たちの表情はどう見えるか
　選手の表情を見ても、みんな非常にポジティブな、前向きな雰囲気で取り組めていると思う。横浜Ｍとの対戦は毎試合簡単なゲームにはならない。この間のゲームもそうだし、明日のゲームも必ず難しいゲームになるだろう。チームとしては、第１戦の反省を踏まえてもっと強度を上げた戦いをしなければいけない。特に守備の部分はもっと強度を上げて戦わなければいけないと思っている。明日のゲームはお互いが攻め合うような展開になると思うが、しっかりと自分たちのやるべきことを全員が頭に入れて、最初のキックオフから最後試合が終わるまで、自分たちが勝ち上がるためにとにかく全力で戦いたいと思っている。

攻めることで強さを発揮しているチームだし最大の特長だ

―第１戦後の監督会見で「引き分けを狙うなら戦わない方がいい」と発言があった。サポーターも攻撃的なサッカースタイルを期待していると思う
　我々のチームは攻撃に特化したチームだ。攻めることで強さを発揮しているチームだし、それが我々の最大の特長であり強さだ。我々が（失点を）０に抑えるような展開を狙うようなことをすれば、それは自分たちで自分たちの特長、強さを消しているようなもの。サポーターやクラブに対して期待に応えられるような試合をすることにはならないだろう。もちろんハイリスクハイリターンという中で、時にはそのリスクを負ったプレーが失点につながる部分はこれまでもあった。ただそういう中で自分たちは攻撃するからこそ自分たちの強さを発揮するところをこれまで自分たちの強さとしてきたわけだから、明日のゲームも自分たちの攻撃の姿勢を持って戦うことが大事だ。

自分たちのスタイルをしっかり貫いて戦い続けることが大切だ

―第１戦後のミーティングで選手に伝えたことは
　どういう試合を自分たちが戦っているのか、自分たちが何をしなければいけないのかを確認した。第２戦がある戦いの中で、次の試合に向けて自分たちが有利に試合を進めるためには、やはりあの場面では時間が少ない中でも（数的優位の）有利な状況を生かして攻めるべきであったという話だ。結果を自分たちが得たいときはしっかり自分たちのやるべきことを頭に入れて戦うことだ。我々札幌はもちろん攻めに特長があるチームであり、自分たちがどういう戦いを常にしなければいけないかはもちろん確認している。

　北海道というのは島だが、島というのはヨーロッパでも島に対する誇りとそこに住む人たち、そこで戦う人たちを特に応援するマインド、メンタリティーのある土地だと私は思っている。やはり今そういう我々を後押ししてくれる方々がたくさんいて、我々はあれ（※この日練習場に掲げられた『攻めて～攻めまくれ！！』の横断幕）を見ても分かるように、より攻撃を期待されているチームであり、彼らもそれを後押ししてくれていると思っている。だからこそ自分たちのスタイルをしっかり貫いて戦い続けることが大切だと思っているし、やはりこの北海道という土地、島を代表するクラブとしてその誇りを胸に皆さんの期待に応えたいと思っている。そういう風に私は北海道を思っている。