札幌FW菅「120%戦う準備をしたい」 25歳誕生日に準決勝進出決める!
■9月9日、札幌ドームサブグラウンド
横浜M戦に18試合出場、通算3得点
北海道コンサドーレ札幌は10日のルヴァン杯準々決勝第2戦横浜M戦(ニッパツ三ツ沢球技場、18時キックオフ)に向けて、戦術練習やセットプレー練習などで最終調整を実施。練習後、試合の舞台となる横浜へ向け出発した。横浜M戦で公式戦通算3得点を挙げているFW菅大輝(24)。試合当日に25歳の誕生日を迎える道産子アタッカーがチーム4年ぶりのベスト4進出に貢献し、自身の記念日に花を添えてみせる。
6日に行われた準々決勝第1戦(札幌ドーム、3〇2)まで、横浜Mとの公式戦に計18試合出場して3得点を挙げている菅。その相性の良さを「点を取ったりアシストしている相手が横浜Mだなという感じなだけで、正直相性がいいとかはわからないです」と話すが、横浜M戦で見せた数々のゴラッソを振り返ると〝マリノスキラー〟としての活躍を期待せずにはいられないだろう。
21年6月13日の菅キャノンは「格好良さで一番に近い」
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2021年から22年にかけ横浜M戦で3試合連続ゴールをマーク。第1号は21年6月13日のルヴァン杯プレーオフステージ第2戦(ニッパツ、3〇1)だ。前半7分、菅のゴール前へのクロスがオウンゴールを誘発し先制に成功。後半6分に右CKからDF福森晃斗(30)が中央へ蹴り込んだボールは相手DFにクリアされたが、左サイドで待ち構えていた菅がこぼれ球をダイレクトでボレーシュート。左足から放たれた〝菅キャノン〟はすさまじいスピードで、マリノスゴールの右サイドネットへと突き刺さった。「キャリアのゴールの中でも格好良さで言ったらあれが自分の中では一番に近い」と、自身の脳裏にしっかり刻まれている一発を振り返る。
再びニッパツで決めてみせる
今回の戦いの舞台は2年前と同じニッパツ。あの衝撃弾の再現となるゴールへの期待がかかるが「自分が決めなくても得点に絡むことを意識してやっていきたい。チームが次のステージに向けて突破することが一番なので120%戦う準備をしたい」。札幌アカデミー育ちの背番号4が、ニッパツのピッチ上で自身の25歳の誕生日とベスト4進出の二重の喜びを味わってみせる。