■パ・リーグ２２回戦　西武７ー２日本ハム（９月９日、エスコンフィールド北海道）

　本塁打、打点の２部門でタイトル争いに加わっている日本ハムの万波中正外野手（２３）が９日、西武戦（エスコンフィールド北海道）に「１番・右翼」で先発出場。五回に４戦ぶりの安打となる中前適時打を放つなど、２安打２打点と復調気配を見せた。試合後の一問一答は以下の通り。

ーホームランは出なかったが、複数安打を記録した
「そうですね。ヒット自体、久しぶりだったので、それに関しては素直にうれしく思いますし、もっと早くちゃんと調子を戻して貢献したかったなという思いがあります。きょうの２本をきっかけにして、ここから残り、もっと頑張っていきたいです」

ーここ数日で修正した部分は
「何とかしようという中で、仙台で結構、良い時間を過ごせたなと自分的に思っていて。きのうの試合もヒットは出なかったですけど、１打席目（中飛）だったり、四球３つだったり、悪くなかったなという手応えがある中でのきょうだった。目の付けどころは悪くなかったかなというところがあるので、いろんな人にアドバイスをもらいながらですね。助けてもらったり、自分なりにしようとしていたことがうまくいって、きょうの２安打につながったと思います。１日だけのことなので、もっともっとここから継続して巻き返していけるように。残り試合ホント少ないので、ここから最後まで上り調子で終われるように頑張ります」
 

ー新庄監督がタイトル獲得を後押しするため、１番固定を明言している
「当然、慣れない打順なので、座り心地がどうかと言われたら、なんとも言えない。そういう心意気というか、うれしく思いますし、なんとしても僕も結果で応えたいと思うので。きょうは５打席回ってきましたけど、１番はそういう打順だなと。見ていても思っていましたし、やっていても感じるので、今後、打席を重ねていく中でもっともっと良い結果を。ホームランをいっぱい打てるように頑張りたいなと素直に思っています」

ー高校時代など１番の経験は
「１番自体は今年もちょろちょろ、去年もやっていたので、全くないことはないですけど。継続して１番を打つことは、野球生活を振り返っても初めてなので。そこで使ってもらうからには、結果を出したいなと思います」

ー割り切ってホームランを狙える
「でも試合をしているので、１００％そういう意識でというのは難しい。やっぱりチャンスで（打席が回って）来たら、しっかりランナーを返したいですし、出塁したい気持ちもある。そもそも調子も良くないので、なかなか一発というところは。打ちたいですけど、全打席そういう意識で入れるのは難しい」

ー２打点を挙げて打点も上積みした
「それはうれしく思いますし、ホームラン以外でタイムリーというのは本当に良い結果だなと思います。１本長打も出ましたし、弾みにしていきたいです」

ー打点王も諦めていない
「そうですね。意識はあまりしていなかったですけど、ホームランも打点もどっちも目指しているので。ホント最後までどっちも諦めることはないですし、そもそも打点、ホームランを打つのはチームに貢献できることだと思う。タイトル関係なしに、もっともっと積み上げていきたいです」

ータイトル争いは、万波にとって良い時間になっている
「そう思って日々やっていますし、本当にホームラン以外の結果もしっかり出したいですし、その上でタイトルを獲りたいです」

ー１２４試合目でリーグ優勝の可能性が消滅した
「そうなんですね…。そこを目指していたので、それは情けないなと思います。力不足だなと感じます」