Bリーグ
2023/09/09 21:00

レバンガプレシーズンマッチ 小野寺HC「ディフェンスの改善は非常に大きなトピック」

攻めるFE名古屋選手に食らいつくレバンガディフェンス陣の島谷(右から2人目)ら(撮影・伊丹恒)

■プレシーズンマッチ(9日、札幌・北海きたえーる)
▽レバンガ北海道63-73FE名古屋

今季初実戦は黒星

 B1レバンガ北海道はFE名古屋とプレシーズンマッチを行い63-73で敗れた。22-23年シーズンから5人が新加入し、まだ戦術理解度が完全ではない段階だったが、昨季途中から指揮を執る小野寺龍太郎HC(41)は、現時点での守備に関しては合格点を与えた。10日に第2戦が行われる。

 今季初の対外試合に敗れはしたものの小野寺HCやレバンガ選手らに悲壮感は一切なかった。「35、6回練習をしてきた中で、10月の開幕に向けて自分たちが今までの練習の中で取り組んできた要素ではディフェンスの改善は非常に大きなトピックであった。(試合の)ペースをコントロールして73失点っていうのは、今の時期としては悪くない」と小野寺HCは頷いた。

意図的にゲームスピードを抑える作戦

 ラン・アンド・ガンの走り合いを避け、攻守に24秒ルールをぎりぎりまで使ってペースをコントロール。特に守備では「最初の8秒間で、どれだけ自分たちが相手にアドバンテージショットを与えないか。例えばレイアップだったりオープンのスリーポイントだったりをどれだけ打たせずにハーフコートのオフェンスをさせるか」と、意図的にゲームスピードを抑える指示を出した。

 これにより昨季苦しめられたファストブレークからの失点は前半は0点。「自分たちがターンオーバーで終わったとしてもすぐに戻って、彼らの早いタイミングでのレイアップだったりアドバンテージショットを消していくのが僕たちが今準備していること。いいサンプルは取れた」。取り組んでいる方向性が間違っていなかったことを初実戦で再確認できたのは大きな収穫だ。

新加入・関野のディフェンスを絶賛

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