ファイターズ
伊藤大海 まさかの背信投球 自己最短KOで9敗目
■パ・リーグ23回戦 西武10ー0日本ハム(9月10、エスコンフィールド北海道)
2回⅓を投げて6失点 被安打9はすべて単打
日本ハムの伊藤大海投手(26)が10日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に先発し、プロ入り後では自己最短の2回⅓でKO。9安打6失点(自責点4)で9敗目(7勝)を喫し、「(安打は)ぜんぶ単打なんですよ。もったいないなという気がしました」と唇をかんだ。
3戦連続完投で迎えた一戦 好相性のはずが…
西武相手には試合前の時点で今季4戦4勝、防御率1・20と好相性。3試合連続完投と好調だった右腕が、まさかの背信投球だ。「永遠の課題」という立ち上がりは何とか無失点で切り抜けた。一回無死満塁のピンチを背負ったが、3者連続三振。雄たけびを上げ、右拳を力強く握った。
調子を取り戻したかと思われたが、二回以降もピリッとしない。先頭・ペイトンにバント安打を決められ、味方失策も絡んで2点の先取点を献上。三回には5安打を集中されて2点を失い、外崎に押し出し四球を与えたところで交代を告げられた。
「(相手打線が)アツアツの状況で回ってきたので、食い止めようと思った」と強い気持ちを持ってマウンドへ。試合前のブルペンでの調子は良かったというが、「二回のペイトン選手のセーフティーバントだったり、隙をしっかり突いて、単打だけであれだけ点が取れるのはすごいこと。投げていて嫌な感じはありました」と圧倒された。
まさに悪循環 味方失策に自身のカバーリングミス