ファイターズ
2軍戦で起死回生の同点2ラン放った今川 ルーキー矢沢の助言も貪欲に即実戦
■イースタン・リーグ19回戦 DeNA5-6日本ハム(9月12日、鎌ケ谷スタジアム)
八回にライナーで着弾 「完璧でした」
日本ハムの今川優馬外野手(26)が12日、2軍DeNA戦に「4番・中堅」で先発し、2点を追う八回に起死回生の4号同点2ランを放った。相手の3番手・マルセリーノが投じた外角への151キロを捉えると、ライナー性の鋭い打球はあっという間に右中間フェンスを越えて着弾。「完璧でした。あの場面はホームランしかないなと思っていたので、狙って打てた。ここ1、2週間、バッティングフォームとか、意識を変えてみようと思って取り組んでいた。あんまり結果が出なくて焦っていたけど、きょうはちょっと成果があったのかな」と手応えを口にした。
求めていたのは単打ではなく長打
8月14日に2軍降格後、打率こそ3割以上をキープし続けていたものの、理想には遠かった。求めていたのは単打ではなく長打だ。「ヒットは出ていて率も残せていたんですけど、それでも1軍からは呼んでもらえなかった。ヒットを打つのは(松本)剛さんもいますし、郡司も野村もいる。もう一回、長打という部分で見直して、タイミングの取り方、スイング軌道を佐藤コーチとか、いろんな人にアドバイスをもらって修正してきました。ずっと悪い内容が続いていたけど、きょうは良かったです」。暗中模索の日々に、ようやく光が見えてきた。