《SHINJOの信条》何回も言って直らなかったことは、体で覚えてもらわないといけない
■パ・リーグ23回戦 オリックス8-1日本ハム(9月12日、エスコンフィールド北海道)
―(試合後自ら)
「(オリックスは)強いチームの点の取り方をしますな。選手個人個人が役割を分かっていてね。やっぱり、それは経験があってできること。頓宮くんなんか、多分サイン出てないと思うんですよ。で、意表をつく。ノーマークのところで 二、三塁に持っていくっていうところがね。僕がサインを出せばいいことなんですけど、うちの選手もそんなケースが来たら、そういう気持ちがほしいですね」
―相手先発の東の状態が良かった
「良かったですね。テンポ良いし、狙い球を絞らせない投球。下手したらノーヒットノーランされるんじゃないかな? っていうぐらいのピッチングされましたね」
―(続けて)
「石川君は、ちょっと2軍に行ってもらって、もう2軍でも投げさせずに走り込みとトレーニング。来年に向けてね。僕もすごい期待しているピッチャーだから。そうしてもらおうと。ちょっと1回、変身してもらってニュー石川くんを出してもらわないと。本当に期待してるから。 今日もキャッチャーにカーブを投げてほしいというところで、ポンって抜けて。(以前は)バッターが打ちに行っても見逃すようなカーブを投げられていたんですけど、どうもブレーキがないというか、投げるバランスが悪い。真っすぐも143キロぐらいで、やっぱり148から150は投げられるようにね。50超せるピッチャーだから。 そのバランスを取り戻してもらうためには、やっぱりランニングと体幹のトレーニングと、股関節の柔らかさっていうところも大事になってくると思う。しっかり鍛えてもらってね」
―鈴木が久々の1軍登板
「2軍の試合で、巨人の外国人バッターから三振取ったインコースの真っすぐを見た時に『あ、戻ったな』って。それで、すぐ呼びました。きょう頓宮くんに投げたスローカーブも。あのスローカーブは、なかなかホームランにできないボールなんで。タイミングが合って、しっかりしたスイングができないと、あのボールは飛ばないから。やっぱりあのインコースのボールとスローカーブですよね。イメージ的には150キロの腕の振りで、110キロぐらいのシンカーみたいなのを覚えてもらえたら幅が広がるね。面白いと思うんで、その辺はどんどん伝えていこうかなと思ってます」
―試合前に鈴木と話していた
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「それがストレート。あのインコース真っすぐ良かったよって。あれを武器にね、スローカーブとテンポを良くして投げてっていうことは伝えました」
―鈴木はしばらく中継ぎで起用するか
「いや、ちょっと分からない。もし中継ぎでやってもらって、そういう投球ができるのであれば、先発もやらせたりする。あと左バッターに対しての投球術っていうのは、試合で覚えていかないと成長しないから。こういう成績になってるから来年に向けてもね、準備をしていかないといけない。逆に左バッターが多いチームに投げさせてもいいかなって。覚えさせるために。今年ポンポンって6勝してくれたんでね。 あとは左バッターの攻略さえできたら、必ず10(勝)オーバーできる投手。まあこれは練習できないですからね。バッティングピッチャーでもやってもらおうかな。西武の与座くん対策で(笑)」
―打線はこの6試合湿っている
「あんま良くないですね。ズルズルっていってしまう。選手は一生懸命やってるんですけど、このズルズルっていうムードを崩すためには、何とか四球でも塁に出てヒットエンドランやら、なんやなんやらしてスコアリングポジションにいってね。1発ヒットが出たら、また乗ってくるチームだからね」
―加藤豪が、かかとをケガしていると話していた
「そうなんですよ。(1軍に)上げようと思ったときにケガをして、今日来てもらって様子見て。まあ本人はね、大丈夫とは言うんですけど、こっちの判断で。明日は登録したいな、というところはあります」
―そんなに心配はいらないか
「明日、山崎福也くん? もし山崎福也くんがマウンドを降りた後に、代打でもいいかな。あとは野村くん、郡司くんのセカンドも見てみたいかな。打線の厚みとしてはね。(守備時に打球が)飛ばん! なかなか飛んでくれん。守る機会、回数も少ないんですけど、ダブルプレーを見たいので。意外と肩が強いからね、野村くんも」
―郡司もセカンドで起用したい
「(19日からの)西武くらいからいってみようかな。この球場じゃ難しいから。人工芝でね。キャッチャーだから捕ることに関しては多分、練習していけば大丈夫だと思う。スローイングがまあまあの距離だったら、いけるんじゃないかと。トライしてみないと分からんから。野村くんのレフトだってね、最初は大丈夫か? って思うところで普通に(こなした)。(誰もが)オーダーを組んだら、レフト野村くんと書いてくれると思うんですよ。そこまで慣れてきたんでね。ちょっとやらせてみないと。一番良いオーダーが組めるように、ない頭を振り絞ってやっていきたいと思います」
―試合前に投内連係に取り組んだ
「こないだ伊藤くんがカバーしていなかったので。もう何回も今まで言って直らなかったということは、練習。連帯でやらせて、体で覚えてもらわないといけない。今後もね、走塁ミスしたら練習前に、その走塁をやってもらうと決めました。ピッチャーもね、キャッチャーまで10メートルくらいの距離で投げさせてコントロールを(磨く)。投げてリリースポイントを覚えたらコントロールって良くなると思うんでね。そこから11メートル、12メートルって離していく。感覚の問題だと思うから。それもね、やらせていきたいなとは思っています。OK?」
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