新庄監督　３ラン被弾の石川を抹消　出直し変身指令「ニュー石川くんを」　　

九回２死一、二塁、オリックス・森にダメ押しの３点本塁打を打たれた石川（撮影･桜田史宏）

■パ・リーグ２３回戦　オリックス８－１日本ハム（９月１２日、エスコンフィールド北海道）

来季見据え　２軍でも実戦登板させずに走り込みや体幹トレ

　日本ハムの新庄剛志監督（５１）が１２日、エスコンフィールド北海道で行われたオリックス戦に敗れ、九回に３ランを被弾した石川直也投手（２７）の登録抹消を決めた。当面、２軍でも実戦登板させず、来季を見据えて走り込みや体幹トレーニングを課す方針。「すごい期待しているピッチャーだから。１回、変身してもらって、ニュー石川くんを出してもらわないと」と強く願った。

　あえて、厳しい措置を選択した。３点を追った九回にマウンドへ送り出したが、安打と四球で２死一、二塁のピンチを招き、４番の森にフォークを右翼スタンド上段まで運ばれた。

　１５０キロの直球とフォークのコンビネーションを武器にしていたが、かつての姿は影を潜めている。現状、直球が走らず、制球面でも安定感を欠いている。首脳陣は、再起に時間が掛かると判断。今季終了まで２軍で鍛え直すことになった。指揮官は「投げるバランスが悪い。真っすぐも１４３キロぐらいで、やっぱり１４８から１５０キロは投げられる。バランスを取り戻してもらうためにはランニングと体幹のトレーニングと、股関節の柔らかさも大事になってくると思う」と見解を示した。