ファイターズ
1軍復帰の加藤豪 ノーステップ打法に手応え「あとは投手との駆け引き」
■パ・リーグ24回戦 オリックス2ー5日本ハム(9月13日、エスコンフィールド北海道)
およそ1カ月ぶりの1軍 チャンス拡大に貢献
日本ハムの加藤豪将内野手(28)が13日、エスコンフィールド北海道で行われたオリックス戦に「8番・二塁」で先発出場。8月19日オリックス戦以来、約1カ月ぶりに1軍復帰を果たした。3打席で2四死球1三振と快音は響かなかったが、「奈良間がすごい打ってる中で、自分がその前に塁に出られたのは大きかった。きょうは勝ててみんなハッピー」と充実の笑みを浮かべた。
ファームで課題と向き合う日々 新打法の習得は間近
技術に磨きをかけ、勝負の世界に戻ってきた。打撃の微調整を目的に登録抹消されのは8月24日。当初、首脳陣は最短10日間での1軍復帰を臨んでいた。しかし、自身は「時間のことを考えるとストレスに変わる」と、あえて再昇格のメドを設けず、黙々とスイングの改良に時間を割いた。
今季から挑戦するノーステップ打法をマスターすることが、最大のテーマだった。日本で直面した課題はフォークへの対応。直球の軌道から急激に落ちる変化球を見極め、捉えるためにアメリカ時代の打撃フォームを封印。目線が安定する新たな動きを少しずつ体に染み込ませた。「2軍でやることはやりました。あとは1軍の投手と駆け引きをして、そのフォームを1軍の投手に合わせるのが課題になります。ファームと1軍の投手はびっくりするぐらい全然違うので」