郡司 新庄監督から〝スタメン予告〟 19日の西武戦に二塁で先発
■全体練習(9月14日、エスコンフィールド北海道)
指揮官から驚きの通達 郡司「精いっぱい必死に」
日本ハムの郡司裕也捕手(25)が14日、新庄剛志監督(51)から〝スタメン予告〟を受けたことを明かした。3日ほど前、19日の西武戦(ベルーナドーム)に、二塁で先発起用する旨を伝えられたという。
「19日、スタメンと言われました。1週間後のセカンドを確約されるなんて聞いたことがない。不安でしかないです。まあミスしても僕のせいじゃないので、精いっぱい必死にやります」
すべては打撃力を生かすため 守備練習で二塁の位置へ
今年6月にトレードで中日から加入。持ち味のバッティングを生かすため、本職の捕手のほか一塁、外野、さらに〝未経験〟の二塁にも挑戦している。この日、エスコンフィールド北海道で行われた全体練習ではセカンドの守備位置で念入りにノックを受けた。
「(19日が)近づくにつれてより、最初からドキドキしています(笑)。監督に言われた日に、めちゃくちゃセカンドゴロエラーする夢を見ました。でも、エスコンだったので、ベルーナだったら大丈夫です(笑)」
不安を吹き飛ばす新庄監督の言葉 「俺のせいだから」
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悪夢にうなされたが、指揮官の力強い言葉が背中を押してくれる。前日13日のオリックス戦(エスコンフィールド北海道)では、左翼で移籍後初の先発出場。試合前に声をかけられ、不安が吹き飛んだ。
「『俺のせいだから』と言っていたので、きのうのエラーも監督のせいにしましたし、セカンドでも監督のせいにさせてもらいます。やるからには必死に」
グラブ選びに思案 キャッチャーミットもあり!?
現在、グラブは飯山裕志内野守備走塁コーチから「柔らかくしておいて」と頼まれたものを使用。スタメン当日どうするかは考え中だ。
「急すぎて、今から(新調しても)間に合わない。うまい人から借りたいんですけど、名手たちのグローブの形を崩すのも申し訳ない。こだわりを見せるようなアレでもないので。何ならキャッチャーミットでもいいです。その方が守りやすいかもしれない(笑)」
観戦チケットの希望者続出 イージーゴロを切望
12日の試合後に新庄監督が報道陣に「(19日からの)西武くらいから、いってみようかな」と二塁でのテスト起用を示唆。郡司本人も驚くほど、大きな反響があった。
「急に19日のチケットをめちゃくちゃ頼まれてますもん。セカンドだからですよ。大学の友達とか親戚とか、半笑いで冷やかしで見にくるやつが(笑)。ゴロ1個でもさばいたら好プレーです。大ファインプレー。プレッシャーとかは、もうないです。1個ぐらい簡単なやつ(打球)飛んできてほしいです」
2023年は飛躍のシーズン チームに不可欠な存在へ
移籍1年目の今季は試合数、安打、本塁打などキャリアハイを更新中。「バッティングはボチボチ」というが、打率・291と好調をキープしている。
「数字を気にせずにヒットを1本でも多く打ちたいのと、きのうとかは四球が点につながっている。良いバッターが多いですけど、四球を狙って取るような打者はあまりいない。時にはそういう役割もあるかな。その時の役割を感じながらやっていきたいです」
存在感はぐんぐん上昇中。目指すは攻守でチームに欠かせない存在だ。