ファイターズ
守護神・田中正義 目標のシーズン完走は目前 飛躍の要因は首脳陣とのコミュニケーション
北の大地で本領発揮 移籍1年目でクローザーに定着
日本ハムの守護神・田中正義投手(29)が、目標に掲げる『シーズン完走』に近づいている。ソフトバンク時代の6年間は故障に泣かされたが、北の大地で今季、ポテンシャルが開花。ブレークの裏には、首脳陣との円滑なコミュニケーションがあった。
レギュラーシーズンは残り16試合。プロ7年目での悲願達成へ、田中正は静かに闘志を燃やしている。
「とにかく最後まで走りきることしか考えていません。(疲労は)考えないようにしています。最後までやるだけです」
50試合登板も射程圏内 過去があるから今がある
4月中旬からクローザーを任され、5月7日の楽天戦では待望のプロ初勝利をマーク。ここまで43試合に登板し、リリーバーにとって一つの目安である「50試合登板」も視野に入る。飛躍の年となったが、右腕は至って冷静だ。
「今までやってきたことの成果が出ている。メンタルもフィジカルもスキルも、すべてにアプローチしています。積み重ねていたことが、やっと表に出ていると思います」
新庄監督ら首脳陣を信頼 「言いたいことを言える」