《湘南戦前日》夏の補強をしっかりと行って我々に対して十分に準備して臨んでくるだろう
■9月15日、札幌ドームサブグラウンド
―湘南戦ではリーグ戦2連勝がかかっている
湘南は今最下位に位置しているが、ただ過去の試合を見ても非常に際どいゲームをしていることが多い。そしてどの試合でも相手チームを苦しめている。結果は出ていないが際どい戦いを続けているチームだ。
そういう中で、今年の夏の移籍で補強をしっかりと行って、ここ2週間試合が無かった中で、我々に対して十分に準備をして明日のゲームに臨んでくるだろう。非常に規律のあるチームとして狙いを持った戦いをしてくるはずだ。
昨日、湘南の社長がクラブの公式サイトにコメントを残していたが、この8試合に懸ける思いが非常に強いということと、まずは札幌戦に何が何でも勝利するという強い意志を感じた。後押しをしてもらうような呼びかけだったが、それが示しているように、非常に厳しいゲームになるのは間違いないだろう。
―残念ながらルヴァン杯の敗退が決まり、残りの公式戦はリーグ戦8試合。どう戦っていくか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
明日の試合というのは、残りの試合を戦っていく上での自分たちの方向性を示す戦いだと思っている。(勝ち点)3ポイントを取ることによって、自分たちが残り7試合でどういう戦いをできるのかというところを左右する試合だと私は捉えている。
もちろんポイントに余裕が出てくれば若い選手にチャンスを与えるような機会も増えてくるだろうし、公式戦の中でいろいろなことをトライしながらシーズン終盤に向けて進めることができる。そういったことも一つのチームづくりの中で視野に入れながら戦っていくという意味合いもあるだろう。
そして残りの試合で自分たちがいかに順位を上げていくか。この8試合は、応援してくれる方のために一つでもポイントを積み上げていくという姿勢を示す戦いでもある。
―明日はドームに元イタリア代表のデル・ピエロ氏が来場する。
彼の印象については、私が言うよりも皆さんがご存じだったんじゃないだろうか。世界のトッププレーヤーであり、彼が所属したクラブでも、あるいは代表チームでも活躍して、多くのゴールを決めた素晴らしいプレーヤーであるのは間違いないと思う。技術に優れた、非常にサッカーというものをよく理解した選手だったと思う。