ファイターズ
2023/09/17 00:25

五十幡 絶妙セーフティーでサヨナラ演出 新庄監督「あれがチームワーク」

九回1死、五十幡がセーフティバントで一塁に爆走する(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ21回戦 ソフトバンク1-3日本ハム(9月16日、エスコンフィールド北海道)

九回1死からノーサインでバント安打成功

 韋駄天のアイデアが、サヨナラ勝ちを呼んだ。日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が16日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦に「9番・中堅」で先発出場。同点で迎えた九回1死からバント安打で出塁し、1番・万波中正外野手(23)の決勝弾につなげた。

 機転を利かせ、難攻不落の守護神・オスナに揺さぶりを掛けた。ベンチはノーサイン。自らの判断で小技を仕掛けた。「初球から絶対やってやろうと思っていた。どれだけサードが前に来てても、ピッチャーに捕らせるイメージで。オスナはすごく良い球を投げるけど、塁に出れば制球を乱すこともある」と、三塁前へ絶妙な強さの打球を転がした。
 

九回1死、セーフティバントを決める五十幡

 

一塁上で相手選手と左膝が接触するアクシデント

 脚力を考えれば、楽々セーフのタイミング。快足を飛ばして一塁へ駆け込んだが、アクシデントが待っていた。ベース上で左膝が相手選手の足に接触。バランスを崩して転倒すると、右膝の外側を地面に強打した。しばらく立ち上がることができず、トレーナーに付き添われてベンチへ。そのまま代走を告げられゲームから退いた。
 

九回1死、セーフティバントを決めた五十幡(右から二人目)が足を痛めてベンチに退く

 

盗塁も決めたい気持ちあった。ちょっと悔しい

 

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