札幌FWトゥチッチが全体練習合流 リーグ戦残り7試合「サポーターを笑顔にできるようなパフォーマンスをしたい」
■9月17日、札幌ドームサブグラウンド
湘南戦の0-1敗戦から一夜明けた17日、北海道コンサドーレ札幌は午前練習を実施した。湘南戦の出場メンバーはリカバリートレーニングを行い、それ以外の選手はパスゲームや攻撃練習などを行った。8月下旬から別メニュー調整を行ってきたFWミラン・トゥチッチ(27)が、この日から全体練習に合流。残り7試合となったリーグ戦で、チームメートたちと力を合わせ一つでも多くの勝利を目指していく。
先月の練習中、左もも前の肉離れ発症
先月26日のアウェー川崎戦に向けてトレーニングを行っていた週の半ばに左もも前の肉離れを発症し戦線離脱を余儀なくされていたトゥチッチだったが、別メニュー調整を経て15日に全体練習に部分合流すると、この日はフルメニューを消化。現在のコンディションについて「みんなと同じ練習量ができているし、だいぶ上がったと思います」と語るなど臨戦態勢は整いつつある。「名古屋戦までまだ1週間あるので、その試合に向けてみんなと一緒に頑張って勝ち点3が取れるように」と、オフ明け火曜日の練習から23日の名古屋戦(豊田ス)出場に向けてさらに出力を上げていく構えだ。
今季ルヴァン杯3得点も、リーグ戦ノーゴール
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一昨年8月に札幌加入。在籍3年目の今季はルヴァン杯ではチームトップの3得点をマークしたものの、リーグ戦では9試合に出場して未だ無得点。今季加入のMF浅野雄也(26)や来日2年目で急成長を見せているMFスパチョーク(25)などの台頭で、5月19日の京都戦以降はリーグ戦出場から遠ざかっている状況だ。「出場時間は監督やスタッフが決めること。私は自分ができることを練習でやって、自分の強さを見せて出場時間を増やしてもらえるように頑張らないといけない」と、約4カ月ぶりのリーグ戦出場に向けアピールを行っていく。
「このつらい時期を乗り越えたい」
全34試合で行われるJ1リーグ戦も残すところ7試合となった。湘南戦の敗戦で札幌のリーグ戦優勝の可能性はついえたが、「数カ月前からチームの調子が良くないので、チームのためにみんなと一緒に戦って、このつらい時期を乗り越えたい。最後の7試合、サポーターのために勝ち点を取って、サポーターを笑顔にできるようなパフォーマンスをしたい」。一つでも多くの白星を得て、一つでも上の順位を目指そうとするトゥチッチが、前線のポジション争いに再び名乗りを上げる。