札幌DF田中駿汰と柏MF高嶺朋樹がオンライン対談 9月30日の今季第3ラウンドへの意気込み語る
北海道コンサドーレ札幌の次回のホームゲームは、9月30日の柏レイソル戦(札幌ドーム、13時キックオフ)。この戦いで注目を集めるのが柏移籍後では札幌ドーム初見参となる元札幌のMF高嶺朋樹(25)だ。その高嶺をホームで迎え撃つのが大卒で札幌へ同期入団したDF田中駿汰(26)。激戦必至の同期対決を目前に控え、オンラインによる2人の対談が行われた。
今季1勝1敗、決着をつける
札幌と柏は今季ここまで公式戦で2度対戦。6月3日に行われたリーグ戦(三協F柏)では、乱打戦の末に札幌が5-4で勝利。8月2日の天皇杯4回戦(三協F柏)では先取点を奪った柏に逃げ切りを許し、札幌は0-1で敗れた。
高嶺「借りを返せるように」
1勝1敗の五分の星で迎える3度目の対決。敵地へ乗り込んでくる高嶺が「久々の札幌ドームでの試合ということで、すごく楽しみにしています。前回(のリーグ戦)は自分たちが負けているので、その借りを返せるようにやっていきたい」とリベンジを語れば、迎え撃つ田中駿は「天皇杯で負けて1勝1敗なので、次はしっかり決着をつけたい。自分たちのホームで(サポーターの)皆さんの後押しと共に、圧倒できるように頑張りたい」と年間勝ち越しに闘志を燃やす。
6月の決勝点、VARの判定を待つ
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第1ラウンドとなった6月のリーグ戦。この試合で後半アディショナルタイム3分に決勝点を挙げたのが田中駿だった。一度はオフサイドと判定されたものの、VARでのチェックにより判定が覆りゴールが認められた。審判によるチェックを待つ間、「オフサイドだって願っていました。もう引き分けでいいよって」と高嶺は苦笑混じり。田中駿は「祈ってました。誰がオフサイドとか、どういう状況かとか、映像が全く見られなかったので。でも意外にチェックが長かったので『ワンチャンあるんじゃないか』って」と心境を振り返った。
海外挑戦した同期・金子について
今夏、2人の同期であるMF金子拓郎(26)がクロアチア1部ディナモ・ザグレブへ移籍した。同期トリオの中で先陣を切って渡欧した金子について、高嶺は「自分たちの目標にしていたことだったので、拓郎がディナモ・ザグレブに行ったことはすごくうれしかったし、純粋な気持ちですごく応援しています。自分も(海外クラブへ)行きたいなという気持ちはもちろんあるので、本当に拓郎が活躍してくれればうれしいです」。田中駿も「海外に行くと聞いて、すごくいい挑戦だなと思いました。自分も海外でやりたい気持ちがありますし、拓郎はしっかり活躍して、ちゃんとしたオファーをもらった形だったので。僕もこのチームでさらにもっとやらないとなという気持ちにさせられました」と、刺激を糧にさらなる飛躍を目指そうとしている。
田中駿「(乱打戦は)全然ウエルカムです」
今回対戦の試合展開はどのようなものになるか。高嶺は「(6月の試合のような)ああいう試合にはせず、しっかり守って堅いゲームにします」と前回のリーグ戦とは異なるロースコアゲームを望む。田中駿は「俺らはまたああいうゲームは全然ウエルカムです」と、再度の乱打戦で札幌の攻撃的サッカーを見せつける構えだ。
高嶺が札幌の地で古巣に土を付けるのか。それとも田中駿がホームのサポーターの声援を背に受けて返り討ちを果たすのか。注目の一戦の観戦チケットはチケットコンサドーレで好評発売中だ。