ファイターズ
2023/09/18 15:15

【一問一答】引退会見を行った木村 「感謝しかない。本当に恵まれた野球人生」

会見で引退を表明した木村(撮影・松本奈央)

 日本ハムの木村文紀外野手(35)が18日、エスコンフィールド北海道で会見を行い、今季限りの現役引退を表明した。今季は左脇腹を痛めるなど故障に泣かされ、1軍での出場機会を得られていなかった。西武、日本ハムで17年間プレーしたベテランは、自らユニホームを脱ぐことを決めた。20日の西武戦(ベルーナドーム)が現役最後に試合になる。会見の一問一答は以下の通り。

―(冒頭あいさつ)
「今シーズンをもちまして、17年間のプロ野球人生にピリオドを打ちます。ここまでできると思いませんでしたけど、しっかりと自分の中で決断ができたので、報告させてもらいます」

―引退の決め手は
「今年はけがの多いシーズンでしたし、正直、自分の中でまだ現役にこだわってやりたい気持ちは少しはありましたけど、家族といろいろと話し合った結果、引退するということを決断しました」

―改めてプロ野球生活を振り返って
「正直、ピッチャーで西武ライオンズに入団して、野手に転向して、本当に17年間というプロ野球生活を送るとは想像もできていなかったですし、野手、ピッチャーと経験できたということは今後の自慢でもあります。満足できた野球人生だったなと今は思います」

―一番記憶に残っているシーンは
「挙げればたくさんあるんですけども、ピッチャーで初勝利を挙げた試合、野手に転向して初めてサヨナラホームランを打った試合、去年、静岡で決勝3ランを打った試合。三つの試合が僕の中では心に残る試合かなと思ってます」

―新庄監督と話したか
「はい、あいさつをさせてもらって、しっかりとお礼をしてきました。20日の試合も『出るぞ』という言葉をいただいたので、最後までユニホームを着ている以上、野球人として頑張りたいと思います」

―西武との試合ではどんな姿を見せたい?
「一生懸命、全力でプレーする姿を見せることができれば。それが一番良いかなと思っています」

―引退後の予定は
「特に何も決まっていないです」

―ファンに向けて
「17年間、つらいときもたくさんファンの方に応援していただき、頑張ってこられました。今後はまだ決まっていませんけど、次のステージに頑張って行けるようにやっていきたいと思います。こんな選手を本当に長く応援して下さったファンの方々にこの場で感謝を述べたいです。ありがとうございました」

―決断に対して家族からの言葉は
「最初は妻に話しました。話した後は無言の時間が続くことがあったんですけど、僕の意見を尊重してくれたというのがありますし、『おつかれさま』と言っていただきました」

―両親には伝えたか
「母親からは『すごく長く頑張ったね』と言ってもらいましたけど、父親は最初、反対でした。『まだできるんじゃないのか』というふうに言ってくれましたけど、引退すると伝えて、納得してくれたと思います」
 

会見で引退を表明した木村

 


(会見後)

―将来的な展望として、指導者になりたい気持ちは
「ずっと野球しかやってこなかったんで、最終的には。教える側としてやるというのも、また一つ夢かなと思ってます」―いろんな指導者に出会ってきた。教えで一番印象に残るのは

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