札幌FW大森〝リンゴパワー〟でプロ初ゴールだ! 23日アウェー名古屋戦
■9月20日、札幌ドームサブグラウンド
札幌・豊平区長からリンゴ「きたかみ」を贈呈
〝リンゴパワー〟でプロ初ゴール奪う! 北海道コンサドーレ札幌が23日のアウェー名古屋戦(豊田ス)に向けて、全体練習を行った。練習後には札幌市豊平区からリンゴ「きたかみ」を贈呈された。ベンチ入りが濃厚なルーキーのFW大森真吾(22)は「このリンゴを食べて、パワーを付けて頑張りたい」とプロ初ゴールに向けて、気持ちを新たにした。
リーグ戦2試合、ルヴァン杯1試合に出場
右足脛骨の疲労骨折もあって大幅に出遅れていたルーキーが、本格的に戦列に復帰した。ここまでリーグ戦2試合、ルヴァン杯1試合に出場。しかし、待望のゴールはお預けの状態だ。ルヴァン杯も準々決勝で敗退し、残すはリーグ戦の7試合のみ。「やっぱりゴールを狙っていきたい。1点取れば、だいぶ楽になる」と闘志を燃やしている。全体練習後もMF駒井善成(31)の助言を受けながら、汗を流した。
試合勘が戻らず焦り 「与えられた環境で輝かないと」
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0-1で敗れた16日の湘南戦(札幌ドーム)は後半途中から出場したが、放ったシュートは1本のみに終わり精彩を欠いた。大森自身も「湘南戦は良くなかったので、へこんでます」と肩を落とした。「(長い間)試合に出てなかったので、周りも見られてないですし、慌ててサッカーをしている感じがします」と試合勘の欠如がもろにプレーに現れている。しかし、振り返ってばかりもいられない。「与えられた環境で輝かないといけないので、しっかりやっていきたい」と、限られたプレー時間の中で節目の一発を狙う。
この日は心強い〝援軍〟が訪れた。豊平区の環状通リンゴ並木で収穫された「きたかみ」がチームに贈られた。芝井静男豊平区長から直接受け取った大森は「おいしそうなリンゴをありがとうございます」と感謝を口にし、チームのロゴ入りのリンゴに笑顔を見せた。エネルギーに満ちた新人ストライカーが、プロ初ゴールで借りを返す。