■パ・リーグ２５回戦最終戦　日本ハム１ー４西武（９月２０日、ベルーナドーム）

　日本ハムの加藤豪将内野手（２８）が２０日、ベルーナドームで行われた西武戦の八回に代打で登場。７月２７日の楽天戦以来となる一発を右翼ポールに直撃させた。打撃の微調整を目的に８月中旬から、約１カ月の２軍降格も経験。試行錯誤を繰り返してきた逆輸入ルーキーにようやく笑顔が戻った。試合後の一問一答は以下の通り。

―素晴らしい当たりだった
「良かったです。もう本当に打席に行く前に、代打だったのでキムさん（木村）に、もう残っているパワー全部くださいって言ってハグしてもらって、そのパワーで打てたのでキムさんに感謝です」

―この日、現役最後の試合に臨んだ木村に学んだことは

「これは本当の話なんですけど、抹消されて２軍の雰囲気をつくってくれていたのがキムさん。腹斜筋のリハビリをしていた時もお世話になった。１７年間やって、僕は試合数でいうと、１０試合も一緒にやっていないと思うんですけど、本当にすごくいろいろとお世話になった。僕は本当にちっぽけな人間なんですけど、キムさんからはすごい影響を受けました」

―打撃の調子は
「バッティングの調子はいろんなことをやっていて、きょうは誰が見てもスイングを変えたっていうのは分かっていると思うんですけど。スイングを変えて初打席であんなホームランを打てるっていうのは、まさにキムさんのパワーだと思います」