25年札幌加入内定のMF木戸柊摩 帯同期間延長で今度こそリーグ戦デビューだ 23日アウェー名古屋戦
■9月22日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
20日までのトップチーム帯同予定が23日名古屋戦までに変更
北海道コンサドーレ札幌は23日の次節アウェー名古屋戦(豊田ス、16時キックオフ)に向けて、11対11やセットプレー練習などで最終調整し、試合メンバーは敵地へと向かった。2025年シーズンからの札幌加入が内定している大阪体育大3年のMF木戸柊摩(21)は、当初20日までだったトップチーム帯同予定を名古屋戦当日まで延長。再びリーグ戦デビューのチャンスが巡ってきた。
芝生の養生期間が終わり、約3週間ぶりに宮の沢で行われた前日21日のトレーニング。次節に向けた全体ミーティングを終え、クラブハウスからピッチに向かう選手たちの中に、急きょ練習参加期間を延長した木戸の姿があった。「本当は20日に練習して帰る予定だったけど、19日の夜に(期間を)延ばすことになって。学校の監督も大丈夫だということだったので、土曜日の名古屋戦後に帰るかたちになりました」と明かした。
「リーグデビューが自分の目標の第一歩」
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帯同期間が延びたことによって届きそうで届かなかった今季中のリーグ戦初出場のチャンスが再び巡ってくることとなった。「(リーグ戦で)ベンチに入るというのはクリアしたところですし、そこから(試合に)出るというところでチャンスをもらえれば。Jリーグデビューが自分の目標の第一歩だったので、そこに立ちたい」。既にルヴァン杯では3試合に先発出場し、公式戦デビューを果たしているが、リーグ戦では4月9日のアウェーC大阪戦、8月26日のアウェー川崎戦と二度ベンチ入りしながら出場機会は無し。おそらく今季のラストチャンスとなるであろう名古屋戦で、〝三度目の正直〟となるリーグ戦デビューを狙う。
9月6日ルヴァン杯横浜M戦で腰痛発症も大丈夫
今月6日のルヴァン杯ホーム横浜M戦での途中退場の原因となった腰の痛みについては「大丈夫です。もう全然痛くなくて。ケアをしてもらって良くなりました」と万全をアピールする。「チャンスをいただければ、自分の100%の力を出したい」と、攻撃面で特長を発揮した同戦のようなプレーを見せることへ意欲を燃やしている。
前節ダブルボランチのDF馬場とMF荒野が欠場 「チャンスに変えたい」
DF馬場晴也(21)はU-22日本代表としてアジア大会に出場中で、MF荒野拓馬(30)は累積警告のため、それぞれ次節は出られない。前節の湘南戦に先発したダブルボランチを一挙に2枚欠くという緊急事態だが、「このピンチのところを自分はチャンスに変えたい」と木戸。1年半後のプロ入りを前に、一足早くJ1の舞台でインパクトを残してみせる。