コンサドーレ
2023/09/23 21:10

【プレーバック】J1第28節 名古屋1-1札幌(9月23日、愛知・豊田スタジアム)

試合終了後、名古屋の選手とあいさつを交わす札幌イレブン(撮影・小田岳史)
 

敵地で先制許すも MF小林の今季3点目で勝ち点1もぎ取る

 北海道コンサドーレ札幌は名古屋グランパスとアウェーで対戦し、1-1で引き分けた。札幌は前半から主導権を握り、左右に揺さぶりをかけながら攻撃を仕掛けてゴールを狙い、対する名古屋は1トップのFWユンカーを中心にカウンターを狙う展開。札幌は前半に放ったシュート3本の中で2度の決定機があったが、相手守護神GKランゲラックのファインセーブに惜しくも阻まれた。名古屋には同0本とチャンスをつくらせずに前半を0-0で終えた。

 試合は後半開始早々に動いた。同5分、相手自陣からのロングボールにユンカーが飛び出す。マークに付いたDF中村桐耶(23)がそのボールの競り合いでワンタッチで入れかわられると、一気にゴール前まで運ばれ、ニアを打ち抜かれて先制点を許した。

 しかし、札幌も黙っていない。同21分、FW菅大輝(25)、小柏剛(25)、MFスパチョーク(25)の素早いパス交換からの連係で左サイドを崩すと、最後は菅の高速グラウンダークロスにMF小林祐希(31)がゴール前に飛び込んでワンタッチシュートで同点。その後も札幌は、同30分に右CKからDF岡村大八(26)が放ったヘッドがポストを叩くなど攻勢を強めて決定機をつくったが、最後まで勝ち越すことはできずに敵地で勝ち点1を分け合った。勝ち点は33となり、順位は一つ上げて12位となった。

 試合後、3月18日G大阪戦以来の今季3点目をマークした小林は「勝っていないので何も言えない。(ゴールは)たまたまボールが来たので触っただけ。勝ち点2を失ったと思っている」と肩を落とした。次節は30日にホーム柏戦(札幌ドーム)を迎えるが、MF宮澤裕樹(34)、岡村がこの日の警告で累積4枚目のイエローカードをもらい、ここまで3バックの中央を務めてきた2人が出場できず。さらにMF荒野拓馬(30)も2試合の出場停止中で、U-22日本代表のDF馬場晴也(21)もいない。ミハイル・ペトロヴィッチ監督(65)は「この逆境をはね返すことができる選手たち。柏戦も強い気持ちをもって戦ってくれると信じている」と前を向いた。


試合詳細はコチラ

 

(1/20)
前半、競り合うMF宮澤(手前左)

(2/20)
前半、シュートをキャッチするGK高木

(3/20)
前半19分、イエローカードをもらうDF岡村

(4/20)
前半、ボールを持ち運ぶMF駒井

(5/20)
前半、前線で仕掛けるDF田中駿

 

(6/20)
前半26分、イエローカードをもらうMF宮澤(右)

(7/20)
前半30分、イエローカードをもらうFW管(右)

(8/20)
前半、相手ディフェンスに激しくマークされながら突破するDF中村(中央)

(9/20)
声を上げて応援する札幌サポーター

(10/20)
後半5分、先制点を許したGK高木

(11/20)
後半、空中戦で競り勝つDF岡村(中央右)

(12/20)
後半、シュートするも不発に終わるFW小柏(左)

(13/20)
後半21分、同点ゴールを決めたMF小林(左から2人目)

(14/20)
後半21分、同点ゴールを決めたMF小林(左)

(15/20)
後半21分、同点ゴールを決めたMF小林(右)

(16/20)
後半21分、同点ゴールを決めたMF小林(左)がFW菅と抱き合う

(17/20)
後半、必死の形相でボールを追うMF浅野(左)

(18/20)
後半、審判に抗議するペトロヴィッチ監督

(19/20)
試合終了後、名古屋の選手とタッチを交わす札幌イレブン

(20/20)
試合終了後、サポーターに挨拶する札幌イレブン

 

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