ファイターズ
2023/09/24 21:55

先制フェン直二塁打の細川 集中のスイッチは「パンパン」

三回2死一塁、細川が先制となる右翼フェンス直撃の適時二塁打を放つ(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ23回戦 日本ハム1-3楽天(9月24日、楽天モバイルパーク宮城)

未来への期待を抱かせた若手ホープ

 今季の終戦が決まった試合で、若手のホープが未来への期待を抱かせた。日本ハムの細川凌平内野手(21)が24日、楽天戦に「2番・三塁」で先発し、三回2死一塁から右中間フェンス直撃の先制適時二塁打をマーク。「2アウトだったので積極的に、後ろに良いバッターがいっぱいいるので、何とかチャンスを拡大できるようにという気持ちで打席に入りました。1打席目は全部変化球でストライクを取られていた。同じようにやられないように意識して、良い結果になって良かったです」と会心の一打を振り返った。

昨季は結果が出ずに自問自答

 いつでも前向きに野球と向き合ってきた細川だが、昨季は人知れず悩んだ時期があった。取り組みと結果が結びつかず、2軍では69試合に出場して打率.162。グラウンドにいる間は「落ち込んでいる姿を人前で見せるのは、自分が慰めてほしい気持ちがあるから。試合中とかみんなの前でマイナスな面を出していいことは全くない」と、周囲に気を使わせるそぶりは一切見せなかったが、「今まで(アマチュア時代)は正直、そんなに打てないことってなかったんです。なので、どうやってこれを切り替えていけば良いか、一人になったときに、気持ちをどう消化して次の日に向かえば良いかが分からなくなっていました」と本音を明かした。

転機はふらりと本屋に立ち寄ったこと

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