ファイターズ
『終戦』5年連続Bクラス確定も課題は明確 新庄監督「ミスを克服できれば、良い戦いができる」
■パ・リーグ23回戦 日本ハム1-3楽天(9月24日、楽天モバイルパーク宮城)
8試合を残してCS進出の可能性が完全消滅
日本ハムは24日、楽天モバイルパークで楽天に敗れ、クライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。8試合を残し、5年連続のBクラスが確定した。
2年間は土台作りに専念
球場から通路を通り、駐車場へ向かう階段を降りてきた新庄剛志監督(51)は淡々としていた。同点の九回、島内に2ランを浴び、サヨナラ負け。CS進出の道は断たれた。事実上の終戦も落胆の色は見せず「もう分かっていたでしょう。2年間、土台を作るということをやってきて。でも、ラインアップを見ても、そんなに劣ってはいない」と強調した。
緊迫した場面でミス無くできれば
競った展開で、勝ちきれない。反省点は明確だ。この日もそう。1点リードの七回1死一塁で小深田が盗塁を試みた。田宮の送球を受けた中島がタッチも、グラブからボールがこぼれ、失点につながった。九回は奈良間の失策で走者を許し、結果的にサヨナラ負け。緊迫した局面で、平常心を保てるか―。指揮官は「いつも言っているように経験と大事な場面、プレッシャーのかかる場面のミスを克服できれば、かなり良い戦いができる。そこだけですね」と言葉をつないだ。
2年目の誤算
トライアウトの1年目を経て、2年目は「優勝しか目指さない」と公言した。しかし、現実は甘くなかった。シーズン序盤に故障者が続出し、ウイークポイントを埋めるはずだった外国人もなかなか機能せず。逆風にさらされた。
チームの未来のために