【一問一答】加藤貴のシーズン総括 初の開幕投手も「勝てなかったことが、1年間で一番悔しい」
今季の最終登板を終え、出場選手登録を抹消されている日本ハムの加藤貴之投手(31)が2023年シーズンの戦いを振り返った。プロ8年目で自身初の開幕投手を務め、先発ローテーションの核としてフル回転。4月には国内フリーエージェント(FA)権を取得した。7勝9敗、防御率2・87の成績を残した左腕が収穫と課題に触れ、来季を展望した。一問一答は以下の通り。
―シーズン最終登板(9月24日の楽天戦、6回無失点)を良い形で締めた
「そうですね。まあ、7月、8月と悩みながら投げていて、最後の最後で良い形ができたかなと思います」
―手応え感じたところは
「どうですかね。7月、8月と苦しんだ中で、思い切ってちょっと自分の中で、全体の投球フォームを変えた。そいうところは思い切ってやって、良い結果につながったので良かったと思います」
―誇れる数字は
「本当に、けがなく(投げ抜いたこと)。本当にそこが一番ではないかなと思います」
―規定投球回を3年連続で達成した
「ローテーションを守らせてもらって、本当、けがなく。トレーナーもそうですし、投手コーチに先発ピッチャーとして使っていただいたので、そこは感謝してます」
―今季の投球回は自己最多も更新
「前半は自分の思う通りというか、良いイメージで投げられていましたけど、7月、8月と考えさせられましたし、そういうとこでちょっと伸びなかったかなと。自己最多ということで、これを糧に来年また頑張りたいと思います」
―来季へ向けて良くしたいところは
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「まだ終わったばかりなので、そこは…。ちょっと一回、体をリフレッシュして、そこから考えていこうかなと思っています」
―初挑戦の開幕投手を振り返って
「もう本当に、勝てなかったことが一番悔しいです。指名していただいて。監督も言っていましたけど、60万人の方がこの(エスコンフィールド北海道の)建設に携わったということで、勝てなかったことが、1年間で一番悔しいかなと思います」
―来年、開幕戦でリベンジしたいという思いは
「どうですかね。指名されたら本当に頑張りたいと思います。もう僕じゃなくて、いいかなとも思います」
―新球場で過ごした1年間は
「完投もできましたし、良い球場だったなと思います」
―総体的にどんなシーズンだったか
「本当に、けがなくできたことが一番ですし、やっぱり1年間、ローテーションを守っていく中で、難しさもあったなと。そこは来シーズンに向けて、またいろいろ考えながらできるかなと思います。本当にけがなく終わったので、そこは良かったかなと思います」
―FA権については
「そこはまだチームも戦ってるので。そこは個人の問題。終わってから、しっかりと考えたいと思います」
―フォーム変更は、今後に向けての良い材料に
「そうですね。やって良かったなと思っています」
―今季の投手陣を見て感じたことは
「13連敗ですか。そこを止められなかった、ピッチャーで。本当に悔しいです。そこで4位から最下位まで落ちちゃったので。そこはピッチャーの責任だと思います。そういうところが、まだまだ自分も含めて甘かった。どこかで止められるようなピッチングを誰かができるように、一人一人がもっと自覚を持ってやっていたら変わっていたかなと思います」
―まだまだ良くなると
「そうですね。良くなると思います」