夏季スポーツ
創部100周年の北海高が無敗でプリンスリーグ初優勝 選手権道予選3連覇へも弾み
■高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ北海道(9月30日、北海高G)
▽最終節 北海高2-0旭川実業高2nd
2位の札幌U-18が敗れて初優勝が確定
首位の北海高が最終節で旭川実業高2ndに2-0で快勝した。勝ち点33で並び、得失点差で2位だった北海道コンサドーレ札幌U-18が札幌大谷高に1-4で敗れたため、北海高が負けなしの11勝3分で初優勝。12月のプレミアリーグ参入戦初出場を決め、同校初の3連覇を狙う全国高校選手権北海道大会(10月21日開幕、苫小牧ほか)へも弾みをつけた。
道内大会最後のタイトル奪取
創部100周年を迎える北海高が、道内三大大会で唯一持っていなかったタイトルをついに手に入れた。島谷制勝監督(54)は「3冠が今年の目標で、インターハイは取れなかった。やはり悔しい思いをしてたので勝てて良かった。無敗っていうのが大きい。最初は引き分けばかりだったけど、後期は全勝。よく頑張ってくれた」と、選手をねぎらった。
FW野村が18得点でリーグ得点王
破壊力抜群の2トップが攻撃陣をけん引した。1-0で迎えた前半30分には、昨年から主力として活躍するエースFW野村光希(3年)がペナルティーエリア内の混戦から右足で相手DFの股を抜く技ありゴール。「練習から意識しているので、試合で出せて良かった」。通算18得点目で得点王に輝き、2トップを組むFW田中準人(3年)も12得点で続いた。
守備陣も14試合でわずか10失点と伝統の堅守を維持。指揮官は「キーパーと川合という守備の柱がいるので、北海らしく守り切れる。内容的に攻撃が良くなくても、相手のシュート数が少ないとか、ボール持たせても相手のシュート数が前後半で3本とか5本で終わるゲームが多かった」。得失点差も33と攻守がガッチリとかみ合い、同19で2位だった札幌U-18を圧倒した。