《SHINJOの信条》(サヨナラ被弾の田中正は)いい体験をさせてもらいましたね
■パ・リーグ24回戦 日本ハム2ー3ソフトバンク(9月30日、ペイペイドーム)
―(試合後自ら田中正のサヨナラ被弾に触れ)
「これはもう、柳田くんと中村(晃)くんが素晴らしいですよ。田中(正)くんも、いい感じでシーズンを終えるより、こういう経験をしてさらにレベルアップをしないといけないという、いい体験をさせてもらいましたね。田宮くん良かったですね」
―試合前、田宮に何か伝えていた
「そうなんすよ、田宮くんと細川くんね」
―どんなことを
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「それは秘密(笑)。秘密というか、バッティングは形どうこうより、ポイントの問題。それをちょっとやってほしいと、あの2人に伝えて。そうしたら早速、結果を出してくれたから。打つたびに『今のところ、そこ、もうちょっと前』というような会話はしていましたね」
―田宮はバッティングがいいから、外野で起用したのか
「そうそう。足もいいしね。この間も言ったように、去年のスローイングを見ていて、これぐらいの選手なんだなと思っていて。今年に入って肘が治って、いいボールを放っているから、外野でもいい返球をするので面白いですよ。(打撃では)外のボールを左中間、入ってくる球は、一、二塁間に打って。最後の打席(九回無死一塁)も紙一重だったんすよね、フライ。あれは打たそうと思って」
―来季へのアピール合戦が始まっている
「始まっていますよ、もちろんもちろん。今年の固定のメンバープラスこういった若い子たち、またいい戦力が顔を出してくれているから、層は厚くなっていますよね」
―田宮は足もあるが、キャッチャーをメインに
「やらせますよ。もちろんもちろん」
―先発した田中瑛の投球内容は
「きょうはフォアボールが多かったけど、4回までヒットを打たれていなくて。(五回に)甲斐くんには打たれたけど、今季最後の登板で、十分すぎるぐらい。十分すぎるんですけど、本人には『まだまだ良くなるよ。ここで満足するなよ』と伝えました」
―抑えの田中正は安定感が今ひとつか
「結局は(ヤマを)張ってくるボールは真っすぐなので、真っすぐのキレをさらに出してもらって、フォークの質を高めてもらえれば。真っすぐとフォークで十分なので」
―来季も抑えは田中正に任せる予定か
「それは分からない。競争させながら」