≪ハム番２４時≫ 栗山監督「寂しいか。寂しいね。寂しいなぁ」

　栗山監督が最後の試合を迎えた。指揮官は開口一番「寂しいか。寂しいね。寂しいなぁ」としみじみ。ベンチ裏では、２０１３年から１７年まで日本ハムの投手コーチを務めた、解説者の黒木知宏氏から花束を受け取ったという。
　報道陣には“宿題”を課した。「頼むな、みんな。やっぱりメディアが選手を育てるというところもある。自信を持って、選手たちを自分が育ててやるんだ、ぐらいの気概を持って、ぜひ記事を書いてください。長い間ありがとうございました」。
　試合前の練習後、引き揚げる際には敵地のファンから拍手が巻き起こった。スタンドにいた記者も同じく拍手をしていたが、「何だよ、その取って付けたような拍手！」と鋭い突っ込み。最後まで栗山監督らしかった。１０年間、本当にお疲れさまでした。