旭川実業高 残留争いのライバルと直接対決で惜敗 残り5試合に懸ける サッカープレミアリーグ
■高円宮杯U-18サッカープレミアリーグEAST(10月1日、旭川・カムイの杜公園多目的広場)
▽第16節 旭川実業高1―2FC東京U-18
現在勝ち点10で最下位 残留圏内まで6差
高校年代の全国リーグであるプレミアリーグEASTに11年ぶりに参戦し、現在勝ち点10で12チーム中最下位の旭川実業高は、ホームで9位・FC東京U-18との〝6ポイントマッチ〟に臨み、1-2で惜敗した。前半に2点を先行される苦しい展開の中、後半に反撃を見せて1点を返すが、あと一歩及ばず。リーグ戦は残り5試合で、残留できる10位との差は1試合多い状況で勝ち点6差。崖っぷちから逆転での残留を目指し、北海道高校サッカー界の雄は最後まで全力で戦い抜く。
4差だったFC東京U-18に1-2で惜敗
悲願のプレミアリーグ初勝利を飾った4月1日の開幕戦・横浜Mユース戦(2〇0)からちょうど半年。旭川実業高はここまで16試合を戦い、勝ち点10で最下位ではあるものの、前回参戦した2012年には手にすることができなかった白星を三つ積み重ねてきた。対戦相手であるFC東京の勝ち点は試合前の時点で14。直接対決で相手を叩くことができれば、ライバルを引きずり下ろし、残留への道筋が見えてくる状況だった。
キャプテンマーク巻いたFW和嶋にボール集めるも起点つくれず
出場停止中のDF庄子羽流主将(はる、3年)に代わってFW和嶋陽佳(はるか、3年)がキャプテンマークを巻いた。チーム最多3得点を挙げている和嶋に前半はボールを集めるが、なかなか攻撃の形をつくることができない。逆に同14分、21分に失点を喫し、シュート0本、0-2のスコアで前半を折り返すこととなった。和嶋は「前半に2失点してしまったのがもったいなかった。個人的にもギアが上がるのが遅かった」と悔やむ。
雷雨でハーフタイムが45分
前半終了直前に強く降り出した雨に加えて雷の影響もあり、後半開始まで約45分の時間が設けられたハーフタイム。「話し合いができる時間や、チームで合わせる時間が増えたというのは結構大きかった」と和嶋が振り返ったとおり、後半の流れは徐々に旭川実業高へと傾いていく。