《SHINJOの信条》きょう打たれるか、打たれないかは生まれた時から決まっている
■パ・リーグ25回戦最終戦 日本ハム4ー3ソフトバンク(10月1日、ペイペイドーム)
―(試合後に自ら)
「(田中)正義くん、こう(硬く)なっていたよ(笑)。良かった」
―登板前に声をかけたのか
「ブルペンに行ってね。『きょう打たれるか、打たれないかは生まれた時から決まっているから。楽にリリースポイントだけ力を入れて。あとは笑って投げてこい』と言ったら、ぜんっぜん笑っていなかった。まったく。歯の一つも見えなかった(笑)」
―最初だけ少し笑みが見えていた
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「最初だけね(笑)。きょうは誰がヒーロー?」
―逆転3ランの田宮
「おー、いい打球を打つでしょ。ポイントがあれだけ前だったら楽になる。その後の打席で、もう一本ほしいということで、力みが出てボールを捉えられなかった。力が抜けてくれば。今後、経験させていけば、ものすごく楽しみな選手の一人」
―先発した上沢の投球内容は
「このままじゃ、ポスティングは出さないかな(笑)。この成績では(笑)。どうでしょうね、応援はしたいですけど」
―アルカンタラにも一発が出た
「いきなりね。もう1発ぐらい放り込んでほしかったけどね。あとは変化球への対応がまだちょっと変わっていなかったかな。変化球を逆方向へターンと(はじき返してもらいたい)。ツーベースになるような当たりが出てくると、面白いですけどね」
―グラブトスで併殺を完成させる場面もあった
「うん、あのプレーじゃないと難しかったんじゃないかな。ラテン系の選手というのは、グラブトスとか、器用なのでね」
―チーム本塁打が昨年と並び、100本に
「あ、そう!」
―初球から甘い球を振っていくようにしている成果か
「今年は言っていないから。もうできると思っていたから。100本といっても他のチームと比較して、トップではないでしょ?」
―もっと多いチームもある
「ですよね。エスコンフィールドで、もっと増えるかなと思いましたけどね。でも十分ですよ。(チームを再構築して)実質2年目なので。ホームランよりも、つないで。いつも言っているように。フォアボール、フォアボールの後、田宮くんのホームランはめちゃくちゃ理想的ですよ」
―チーム2安打。ソフトバンクは10安打
「あそこ(三回無死一、三塁)で、シーズンの競ってる時だったら、田宮くんにセーフティースクイズのサインを出したかった。足が速いし。でもサインを出さなかったら、きょうみたいに3ラン打つし。考えさせられますよね。カウントによってかな、はい」
―シーズン終盤に若い選手のアピールが続く
「うれしいですよ。田宮くん、細川くん、清水くんも戻ってきて。今、スタメンで出ているということは、本人の実力があるから。楽しみな選手を見たいというところで(起用しているので)、ちょっとリードはしていますよね」
―勝利数が去年を上回り、「60」に
「まったく(意識していない)です。去年と今年はね。来年は、若いからとか、言っていられないので。成績を出す。選手がやってくれたら勝つんですから」
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