浅間大基 9年目シーズンを振り返る「あのキャンプのけがで1年を棒に振った」
■イースタン・リーグ19回戦最終戦 ヤクルト2ー1日本ハム(10月1日、鎌ケ谷スタジアム)
最後まで尾を引いた開幕前の負傷
日本ハムの浅間大基外野手(27)が1日、ヤクルトとのイースタン・リーグ最終戦(鎌ケ谷)に「3番・DH」で先発出場。けがに泣いたプロ9年目シーズンを振り返り、来季に向けて決意を新たにした。
「今季は一瞬でした。結果、あのキャンプのけがで1年を棒に振った。悔しくてたまらないです」。2月26日の阪神とのオープン戦で、左くるぶしを骨折。春季キャンプ終盤の大けがが、最後まで浅間を苦しめることになった。
シーズン後半は守備を回避
3月に手術を受け、1軍初昇格は開幕から3カ月後の6月30日。ヒーローになるなど活躍を見せたが、「試合が終わったらケアして(状態は)あまり良くなかったですね。走れていなかったので」と万全とはいえず。7月下旬には「足をちゃんと治してくれと言われて」と2軍降格が決まった。
ファームでは「無理をしないように」と、じっくり調整。「最近、守備は全然、就いていないです」と患部に負担がかかる守りは避け、DHでの出場が続いていた。
ソフトバンクの近藤からもエール
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横浜高の先輩でもある近藤健介(現ソフトバンク)から背番号8を引き継いだ2023年シーズン。思うような結果は残せなかったが、〝近藤大師匠先輩〟はいつも気にかけてくれた。「連絡はたまに来たり、心配してくれています。(2軍に)何で落ちたの? と連絡してくれたり、頑張れよと言ってくれました」
好投を続ける道産子左腕からも刺激
チームメートの活躍にも刺激をもらった。同学年で仲の良い福田俊が今季初登板から、27試合連続無失点を継続中。「僕も頑張らないといけないけれど、シンプルに彼の活躍はうれしいっす」。プロ初勝利のお祝いには「僕とアイツは無縁な男なので、結婚するんちゃう疑惑の〝におわせ〟で」と『結婚情報誌』をプレゼントした。
今オフは完全復活を優先 来季こそが本当の勝負!
シーズン終了後は秋季教育リーグの「みやざきフェニックス・リーグ」には参加せず、けがの完治を優先する見通し。「来年ですね。もうそれしかないです」。コンディションを万全に戻し、来季こそ、外野のレギュラーを勝ち取る。