ファイターズ
エース上沢が今オフにメジャーへ ポスティング申請を決断 球団設定の〝ノルマ〟をクリア
生え抜き12年目右腕 球団は容認の見込み
日本ハムの上沢直之投手(29)が、今オフの大リーグ移籍に向けて、ポスティングシステムを申請する意向を固めたことが1日、分かった。球団がシーズン前に設定した成績面での条件をクリアしたもよう。チームのために尽くしてきた右腕に対し、球団は同システムの利用を容認するとみられる。
昨オフにメジャー挑戦の意思を表明
夢の実現へ、第一歩を踏み出す。上沢は昨オフの契約更改でメジャー挑戦の意思を球団に伝え、「1年勝負して、駄目だったらスパッと諦めようと思っている」と並々ならぬ覚悟を持ってシーズンに臨んだ。
エースの役割全う チーム最多9勝&リーグ最多170投球回
今季は24試合に登板して9勝9敗、防御率2・96。開幕直後から状態が上がらず、4月15日の西武戦では六回途中9失点(自責8)でKOされ「終わったと思った」。心が折れそうになった時もあったが、エースとしての責務を全うした。
投球回170はパ・リーグ最多。先発ローテーションの柱として、長いイニングを投げることにこだわった。今年最後の登板となった1日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では6回3失点(自責2)。今季16度目のクオリティースタートを達成し、チーム最多の9勝目を挙げた。