いざ開幕へ出発進行! レバンガ北海道SF桜井良太が友達や家族に自慢したバスが運行開始
北海道中央バスとレバンガ初コラボのラッピングバス 今季限りで引退する桜井良太号も
10月7日にホーム開幕戦を控えているB1レバンガ北海道は2日、北海道中央バスと初めてコラボした「ラッピングバス」の出発式を行った。今回ラッピングされた3台中の1台は、今季限りで引退するSG/SF桜井良太(40)の写真などがデザインされた〝桜井良太号〟。3日から豊平区、清田区を中心とした路線バスとして札幌市内を運行する
自身の顔が大きくプリントされ「開幕前に引退を発表して良かった(笑)」
開幕へ向け、勢いよく〝出発進行〟だ。式に出席した桜井は、自身初のラッピングバスの出来にテンションが上がりっぱなしだ。チームカラーのグリーンをベースに、バス後方部のピンク色の部分には自身の顔が大きくプリントされている。「このバスをつくっていただいただけでも、開幕前に引退を発表して良かった(笑)。写真うつりが良いですね。ピンクがすごく目に入ってくる。良い意味で目立つ。実際に走ったらレバンガを知らない人にも見てもらえる」と喜んだ。
桜井号にもし本人が乗ってきたら…
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普段の移動手段にもバスを利用することがあるという桜井だが、このバスに乗ってみたいかという問いには「少し抵抗がありますね」と苦笑いを浮かべる。普段使いにはさすが目立ってしまいそうだが、「イベントなんかがあれば乗ってみたいですね」と、バスの窓から笑顔をのぞかせた。
周囲に自慢したときも「ぜひ乗ってみたい」
2016年には北海道コンサドーレ札幌、北海道日本ハムファイターズとともにプロ3チームのコラボで札幌市営地下鉄ジャックを行ったことはあるが、ラッピングバスは初めての試み。3台のバスは平岡営業所に所属し、本拠地である札幌・北海きたえーるの最寄りの停留所にも止まる計画。「この話が耳に入ったときに、地元の友達や家族に少し自慢しました(笑)。みんなが、ぜひそのバスに乗って会場に行ってみたいという話を頂いた。北海道にいるブースターの方だけではなく、本州にいるブースターは北海道に来て、試合はもちろんだけど、このバスに乗って会場に行くという別の楽しみ方もあると思う」と期待した。
「やっぱり楽しい」「また応援したい」と思ってもらえるように
今季の開幕戦はホームの北海きたえーるで行われる。「W杯の結果を踏まえて、バスケットボールに興味を持ってくれた方が試合を見に来てくれた時に『やっぱり楽しい』、『また応援したい』と思ってもらえるような試合していきたい」と力を込めた
開幕チケットは過去最多を超える売れ行き
アリーナ満員大作戦もラストスパートに突入だ。9月27日から札幌駅前通地下空間チ・カ・ホに全8種類の柱巻広告の展開を開始した。今月4日の朝8時からは、北海道庁前や札幌駅西口高架下、札幌市役所、西11丁目交差点付近などで折茂武彦代表(53)やスタッフがお得なチケットを購入できるチラシを配布する予定。クラブによると、目標とする6000人に対して2日朝の段階で5400枚のチケットが販売済みと関係者の期待は高まる。
1試合平均4000人の入場者数を超えるために
今季は、26-27シーズン開始のBプレミア入りの条件となる1試合平均4000人の入場者数突破が最重要課題。昨シーズンよりも1試合平均で約1000人の動員増が必要となる。桜井が開幕前に引退を発表したのも、シーズンを通しての〝引退興行〟として少しでも観客を増やしていきたいという思いがあった。「このラッピングバスにも、その一端を担っていただき、たくさんのブースターの方をこのバスで運んでいただきながら、4000人まで何とか増やして26年の参入に一役買っていただきたい」。自らが積極的に広告塔となり、発足時からともに歩んできた愛するクラブに有形無形の財産を残すつもりだ。