道産子右腕の玉井大翔 3年連続50試合登板に王手 タフネスの秘密は「僕は出力が低いし、人より負担が少ない」
2日のオリックス戦で今季49試合登板 1球で火消しに成功
日本ハムの玉井大翔投手(31)が3年連続50試合登板に王手をかけ、今季最終戦となる5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)を迎える。ブルペンを支える道産子右腕は「毎年、目標にしている数字なので、いけたらいい。何とか最後まで気を抜かずに投げたいです」と意気込んだ。
2日のオリックス戦(京セラドーム)では、わずか1球で火消しに成功した。0ー3となった三回2死満塁の場面でマウンドへ。紅林を134キロの変化球で三ゴロに打ち取り、ピンチを脱した。
自虐コメント連発もコンスタントに〝奮投〟
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大台到達へあと「1」と迫り、「毎年、後半に駆け込みみたいなところがある。50(試合)いきましたというのも恥ずかしい」と苦笑い。「僕は出力が低いし、140キロくらいしか出ないので、人より負担が少ない」と自虐するが、プロ2年目の18年から毎年40試合以上登板とタフネスぶりを発揮している。
気付けばベテランの域 入念なケアを意識
年齢を重ね、体のケアに重点を置くようになった。チームでもベテランの域に達し、「年なのか、疲れが抜けづらくなってきたなとは思います。トレーナーさんのマッサージとかを受けに行くことはなかったんですけど、今年は行くようになりました」と明かす。
目指すはチームメートのレジェンド左腕
チームの大先輩で、リリーフ一筋の宮西は入団から14年連続で50試合登板のパ・リーグ記録を持つ。「宮さんに関しては別格です。体的にも精神的にも相当すごいと思います。打たれた時の切り替えもうまいですし、調整の仕方を見ていて、すごい勉強になります」。シーズン最終戦で目標をクリアし、レジェンド左腕に少しでも近づく。