ファイターズ
2023/10/03 20:55

投手転向の姫野優也 1軍登板なく戦力外 トライアウトに向け恩人・中田から激励

戦力外通告を受けた姫野(撮影・近藤裕介)

千葉・鎌ケ谷の球団施設で通達

 日本ハムの姫野優也投手(26)が3日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、球団から来季の契約を結ばないことを伝えられた。「覚悟はしていました」と冷静に受け止め、「最後、ワンチャンスに懸けてみようかなと思っています」とトライアウト受験を明言した。

 「こんな僕を拾っていただいた球団には感謝しかないです。その気持ちは最後に伝えさせていただきました。決して誇れる成績ではなかったですけど、8年間ここまでよくやってこられたなと思います。終わってみれば、あっという間。僕は野手5年、ピッチャー3年。投手転向っていう誰もができない経験をさせていただいた。挑戦、挑戦の毎日でした」

自身もファンも抱いた夢 21年に外野手から投手へ

 15年のドラフトで大阪偕星学園高から8位で入団。当初は外野手として打撃を磨き、18年には1軍で2試合に出場した。しかし、プロの壁は高く「何でみんな打てるんやろ、何で俺はバットに当たらんのやろ」と悩む日々だった。

 21年4月に、球団から投手転向の打診を受けた。強肩が武器で、投げることが好きだったこともあり、同6月に決断。150キロを軽々超える直球は、ファンに大きな夢を抱かせた。

忘れられないシーン 投手初実戦でいきなり155キロ

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