シーズン100安打王手の野村 5日最終戦で「良い打席を」 同期への思いも吐露
楽天モバイルパークで前日練習
日本ハムの野村佑希内野手(23)が、自身初の100安打到達にリーチを掛けている。今季最終戦となる5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に向けて、4日は同球場で行われた全体練習に参加。フリー打撃などで調整し、「打てるに越したことはないです。良い打席を送れれば良いです」と静かに闘志を燃やした。
エスコン最終戦では締めの一発
本拠地最終戦となった9月28日のロッテ戦では、特大の左越え13号ソロをマーク。今季開業したエスコンフィールド北海道で、今季〝締めの一発〟を放った。「(状態は)悪くないけれど、打てないと(試合に)出られないので、毎日打てるようにしたいです」と意気込む。
すでに100安打到達し、25本塁打でタイトル争う万波の存在
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ドラフト同期の万波は、一足早くシーズン100安打の大台を突破。ここまで25本塁打を放ち、熾烈(しれつ)なタイトル争いを繰り広げている。「僕が刺激にできるほどの成績を残せていない」と言うが、「頑張っていますし、チームメート、同級生として個人的に応援しています」。
何よりの気分転換
シーズン中は、頻繁に〝同学年会〟を開催。「真剣に野球の話をするより、楽しく食べる感じです。同級生なので気を使わずに話せる」。気の置けない仲間との食事が、何よりの気分転換となっていた。
けがなく初めて規定打席に到達
今季はプロ5年目で初めて規定打席に到達。出場試合数は124とキャリアハイを更新したが、シーズン中盤には打撃不振による2軍降格も経験した。昨季まで故障に泣かされてきただけに、「良かったことは、けがをしなかったことだけです」。どん底を味わった分、最後は笑って終わる。