本塁打王争いを繰り広げる万波 今季最終戦へ「全力でやりきって、あとは結果を願う」 新庄監督も期待
25本塁打で1位のポランコに1本差 追う立場の方が気楽
リーグ本塁打争いを繰り広げている日本ハムの万波中正外野手(23)が5日、楽天との今季最終戦(楽天モバイルパーク)に臨む。ここまで25本塁打を放っており、トップのポランコ(ロッテ)とは1本差。「(2日に)ポランコ選手が26号を打たれて、ちょっと気持ち楽になった感はあるっす」とリラックスした様子だった。
4日に同球場で行われた全体練習では、バッティング練習などで調整。「とにかく自分の中で一番ホームランを打てそうなアプローチができたらいい。また追いかける立場に戻ったので、最後の1試合、4打席、5打席を全力でやりきって、あとは結果を願うっていう感じで」とコメントした。
新庄監督もエール「億の選手に勝って」
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初の本塁打王獲得を後押しする新庄剛志監督(51)も、エールを送った。「力んで。力んでいいと思う。明日打つか打たないかは決まっているから、もう。(年俸)2000万円の選手が、億の選手に勝ってほしいね」。
タイトルとなれば「僕がお金を払って全社1面にするくらいの価値ある」
今季の推定年俸2000万円の万波に対し、26本塁打のポランコは1億8000万円、25本塁打の浅村(楽天)は5億円、近藤(ソフトバンク)は6億円だ。指揮官は「2000万円がホームラン王を取ったら、僕がお金を払って(スポーツ新聞)全社1面にするくらいの価値はありますからね」と力説する。
球宴MVPの万波ではなく ホームラン王の万波へ
今年はオールスターでMVPに輝くなど、大舞台でインパクトを残したが、「この試合で打った万波中正くらいしかみんなは知らないだろうけど、ホームラン王を取ったらちょっとはポンと名前が出て来るからね」と期待。タイトル獲得で、さらなる知名度アップを願っていた。