Bリーグ
2023/10/04 23:00

【一問一答】今季で引退するレバンガ北海道のSF/SG桜井良太「ずっと北海道で過ごしていきたい」

10月7日のBリーグ開幕戦を前に意気込みを語った桜井良太(撮影・宮永春希)

 B1レバンガ北海道の元日本代表SF/SG桜井良太(40)が今季で現役を引退する。2007年に北海道初のプロバスケットボールチームとして誕生した前身のレラカムイ北海道に折茂武彦(53、現クラブ代表)とともに入団。チームの消滅などを乗り越え、北海道で17度目の開幕を迎える。10月7日のリーグ開幕戦を前に、北海道で過ごした思い出やラストシーズンへの意気込みを語った。一問一答は以下の通り。

引退決意は今年の2月「こんなに動けてないんだ」

-引退を決めたのはいつで、理由をあらためて。
「今年の2月くらい。今でもまだまだ続けたいなっていう気持ちはあります。昨季は15分から10分ぐらい出ることが10試合ぐらいあった。だいぶ動けてきた、試合感が戻ってきた感覚がある中で、次の週に前の週のスカウティングビデオで自分の動きが出た時に『こんなに動けていないんだ』と自分の感覚より全然動けてないのを見た時に、この動きではB1の12人のロースターの中の1人になっているのは、ちょっともう限界があるなって感じたのも理由の一つ」

折茂からは「おまえが決めることだからな」

-最初に相談したのは?
「相談しなかったですね。もう報告という形で、折茂さんに引退しようと思ってますって話をしたら『まあ、そうか。まあ、おまえが決めることだからな』っていう形でしたね」

-競技を始めるきっかけをくれたお姉さんや両親、家族の反応は?
「いろんな声がありますね。『今までお疲れさまでした』っていう声とか『もう1シーズンできないの?』っていう声とか。いろいろありましたけど、みんなお疲れさまでしたってのが多かったですかね。もう1シーズンできないのって言いながらも、よくここまでやったよねっていう声が多かったですね」

強い時期があまりない中、それでも優しく見守ってくれた

-北海道生活が、18歳まで過ごした三重と同じくらい長くなった。思い出深いことは?
「今17年北海道なので、結構近いものになっていますね。来る直前はもうすごい遠いところに行くなってイメージだったんですけど、2、3カ月住んだら、夏はTシャツ短パンに手ぶらでも日帰りで東京に行って帰ってこれるぐらいの感覚になった。全然遠くない。土地柄としてはものすごい親切な方が多くて、バスケットに興味ない方も応援してくれようとしたりとか、みんなが声をかけてくれたり。ファンの人もそうですね。当時、レラカムイ北海道というチームで途中でレバンガになりましたけども、強い時期があまりない中、応援してくれる人の方がきついだろうなってやってる方としては思うけども、それでも優しく見守ってくれた。一番感じたのはレバンガがB1に参入する時。現場の僕たちよりも一生懸命レバンガをB1に入れようという動きをファンの方がしてくれたとすごく感じたので、その時から今も変わらずずっと最高の土地だなって感覚です」
 

 

折茂との出会い「主張がものすごい強い人」

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