ファイターズ
福田俊が２９試合連続無失点で球団タイ記録マーク ブレークの兆し見せた道産子左腕の素顔とは
■パ・リーグ２５回戦最終戦 日本ハム３－５楽天（１０月５日、楽天モバイルパーク宮城）
レジェンド宮西の記録に並び「うれしいっすね」
道産子左腕が、球史に名を残した。日本ハムの福田俊投手（２６）が５日、楽天との今季最終戦（楽天モバイルパーク）の六回から３番手でマウンドへ。開幕からの連続無失点を２９試合に伸ばし、宮西尚生投手（３８）の持つ球団記録に並んで「うれしいっすね。偉大な先輩に並べてうれしく思います」と白い歯をのぞかせた。
２死から走者出すも冷静に後続を絶ち
レジェンド左腕の記録に王手を掛けて迎えた今季２９試合目のマウンド。「変に緊張しましたね。ちょっと。でも、普段通り投げようと思って投げました」と冷静だった。２死から四球で走者を出したが、小深田を二飛に仕留めてほっと一息ついた。
「今年、結果残らなかったクビだな」と覚悟
エスコンフィールド北海道がある北広島の星槎道都大から入団し、今年でプロ５年目。昨季まで目立った活躍を見せることができず、「ぱっとした結果も出せないで５年目だった。今年、結果残らなかったクビだな」と覚悟していた。
８月にはプロ初勝利もマーク
開幕２軍スタートだったが、６月に今季初昇格。さまざまな起用に応え、コツコツと数字を積み重ねてきた。８月４日のソフトバンク戦では、待望のプロ初勝利をマーク。防御率０・００でシーズンを終え、「助けてもらった試合が結構あるので、自分だけの力じゃないなっていうのは思います」と謙虚に語った。
