ファイターズ
2023/10/06 00:20

高卒2年目の有薗 プロ初4番も5タコ4三振「ガツガツ行きたかった。(将来は)4番の座を取れるように」

四回2死一、三塁、有薗(右)が空振り三振に倒れる(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ25回戦最終戦 日本ハム3-5楽天(10月5日、楽天モバイルパーク宮城)

シーズン最終戦で今季初昇格 「来年に生かしていきたい」

 明るい未来のための5タコだ。日本ハムの有薗直輝内野手(20)が5日、シーズン最終戦で今季初昇格を果たし、即先発出場。高卒2年目で初の4番に抜てきされたが、結果は5打数無安打4三振に終わった。プロ初安打も来季までお預けとなり「打ちたかったです。相手の攻めに対して、ガツガツ行きたかったんですけど、際どい球に行けなかった」と悔しがったが、「まだまだ技術的にも足りていないですけど、いい経験になったので、この悔しさを来年に生かしていきたいです」と力を込めた。

巨人・岡本やカブス・鈴木に憧れ

 将来を見据え、多くの先人たちから大打者になるためのヒントを学んでいる。鎌ケ谷では、プロ入り前から憧れの選手だった岡本和真(巨人)や、鈴木誠也(カブス)の動画を何度も何度も繰り返し見てきた。「2人とも失投を逃さないですし、割り切りがいい。三振しても堂々とベンチに帰っている。自分は三振したら引きずってしまうことがあるので、そういうところが大事かなと思います」と、凡退した後の振る舞いも参考にしている。

最近はレッドソックスの〝吉田本〟から吸収

 「いろんな人の考え方が知りたい」と、読書にも力を入れている。「最近は(レッドソックスの)吉田正尚さんの本を本屋で見つけて買いました。バッティングのことが結構書いてあって良かったです。バッティング練習の最初はいつも2ストライクに追い込まれているイメージで打つとか、配球のことまで書いてあって、参考になりました」。貪欲に知識を吸収し、成長のスピードを上げようと必死だ。

チーム内では万波の打席に注目 配球も予想

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