2023自己採点~田中正義の場合~ 新天地で守護神に定着
新庄ファイターズの2年目シーズンが幕を閉じた。故障者が続出するなど、序盤から想定外の事態に見舞われ、60勝82敗1分。2年連続の最下位でフィニッシュした。それでも143試合を全力で戦い抜いた。新加入し、才能を開花させた投手。ポテンシャルの高さを見せつけたルーキー。一方で、けがに泣かされ、期待通りの結果を残せなかった選手もいた。道新スポーツデジタルが勝手にチョイスした個性的な面々が今季を自己採点する。
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「成績うんぬんは置いておいて、新しいチームに入って1年間、勝ち試合で投げられたという事実はよく頑張ったなと思います。技術的に足りていないところはすごくありますが、1年間勝っている試合を投げられたのは、よく頑張ったんじゃないかなと思います。自分の課題とか、防御率とか被打率とか挙げたらきりがない。やらないといけないことは腐るほどありますけど、1年間勝ち試合で投げられた。ほぼ経験値的にはルーキーと同じような状態でファイターズに来たので。6年間、1軍のマウンドで投げていなかったわけで、そういう人間が1シーズン送れたのは頑張ったんじゃないかなと思います」
「5月4日の西武戦(ベルーナドーム)で継投ノーノーがあったんですけど、僕で途切れたんですよ。(2死から)愛斗選手にヒットを打たれて、そのとき球場が異様な雰囲気になって、何なんだろうなと不思議に投げていました。(1-0で勝利して)そこで何とかゼロで終えられたのは、アウェーでも自分のパフォーマンス出せるんだなと思った一つの良い試合でした」
「フィジカルの強化は野球やっている以上、向上し続けないといけないところだと思ってます。あとはやっぱりカウント球、決め球になる変化球を身につけないと来年は厳しいだろうなって思っているので、そこですね。真っすぐだけでは無理なので。そこに尽きると思います。やっぱりフォーク。落ちる球ですね。空振り取れる、バッターが嫌がるような落ち球を投げられないと来年以降は厳しいかなと思います」
「本当にファンの方々の声援に助けられましたし、エスコンに帰って来るとホッとしていた自分もいた。ビジターでやっていてエスコンに帰ってきたら、調子が悪くてもファンの方の応援で何とかなるんじゃないかって思えました。力になりますし、声援がなかったらどうなるか分からないようなシーズンでした。本当に感謝しています。来年は優勝争いをしたいと思っているので、優勝をお見せできるよう、チームの一員として優勝に貢献できるように頑張ります」
「プライベートが本当になかったシーズン。ニュースがあるような時間がなかったです。オフは温泉とかに行こうかな。ちょっとゆっくりします」