レバンガ北海道4年連続黒星発進 序盤で大量リード許す PG寺園脩斗「スタートダッシュが全てだった」
■Bリーグ1部第1節 レバンガ北海道59-69秋田ノーザンハピネッツ(7日、札幌・北海きたえーる)
来場者5579人
開幕白星ならず―。序盤から秋田に主導権を握られたレバンガは、第3、4Qで盛り返したが劣勢を跳ね返すことはできなかった。4年ぶりの開幕戦勝利を逃し2023年シーズンは黒星スタート。来場者も5579人と目標の6000人には届かなかった。小野寺龍太郎HC(41)は「勝ちを見せられなかった。悔しいゲームの結果」と肩を落とした。
開始3分経たず0-13
いきなりつまづいた。秋田のSG/SF古川孝敏(35)に3ポイントを3本沈められるなど、開始から3分も経過しないうちに0-13と差を付けられた。0-11の段階でタイムアウトを取ったが、小野寺HCは「ゲームの入りで思うようなプレーができなかった。自分たちが想定していた以上の秋田さんのプレッシャー、ディフェンス。最初のタイムアウトも遅かった。もう1個前で取るべきだった」と唇をかんだ。
シュート成功率、ファウルも劣勢
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オフェンス面でも3ポイントシュートの成功率が低かった。24本中10本決めた秋田に対し、レバンガは30本で5本しか決められなかった。「3ポイントの確率では大きな差がある。2ポイント、3ポイントの割合がこれでいいのか。誰がどういう役割をやっていくのか精査していきたい」と小野寺HC。ファウル数もレバンガは23、秋田は9。フリースローはレバンガ4本に対し秋田には19本も与えてしまった。「リングにアタックするメンタリティーも含めて、明日チャレンジしたい」とゴール下での積極性が足りなかった。
PG島谷「昨シーズンより役割、責任が大きくなった」
第3Qで15-8と盛り返し、第4Qでは一時5点差まで迫る反撃を見せたが、同点、逆転には至らなかった。PG寺園脩斗主将(29)は「スタートダッシュが全てだった」と第1Qの出来を悔やんだ。チーム最多タイの14得点を挙げたPG島谷怜(23)は「昨シーズンより役割、責任が大きくなった。これを続けていくことが大事」と気を引き締めた。昨季の開幕2連戦は同じ秋田相手に連敗を喫した。過ちを繰り返すわけにはいかない。寺園主将は「明日は絶対に勝たないといけない」と白星を誓った。8日こそブースターに今季初勝利を届ける。