レバンガ北海道が今季初勝利 ホームで最大16点差を大逆転
■Bリーグ1部第1節(8日、札幌・北海きたえーる)
レバンガ北海道79ー70秋田ノーザンハピネッツ
10試合ぶり秋田に勝利
レバンガが最大16点差を逆転し今季初勝利を果たした。第4クオーター(Q)序盤、けがから2季ぶりに復帰したSF/PFデモン・ブルックス(31)や新加入のCトーマス・ウェルシュ(27)の活躍で秋田を10試合ぶりに退け、開幕節では3シーズンぶりの白星を挙げた。
前日の悔しい敗戦を修正した。チーム2番手の15得点をマークしたPG寺園脩斗主将(29)は「きのうは入りが悪くて、結果に繋げることが出来ず、きょうは絶対にチーム全員でやり返さなきゃいけないと話し合っていた。それを実行できて良かった」と声を弾ませた。
外国籍選手の5連続得点で逆転
7日の第1戦は、第1Qで11-23のビハインドが最後まで響いた。この日も第1Qは13-24。第2Qでも最大16点差まで引き離されたが、ここから昨季をけがで棒に振ったブルックスが連続得点するなど反撃に出た。第3Q途中に一度は同点に追いついたが、第4Q序盤で再び9点差。だがブルックスら外国籍選手が5連続得点で逆転に成功し、そのまま逃げ切った。
ブルックス「きょうのために準備してきた」
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ブルックスは第1戦8得点。復帰2戦目で本来の動きを取り戻した。「きょうのためにオフシーズン、チーム全員で準備してきた。きょう勝てたことはすごくうれしく思っています」とお立ち台で笑顔を見せた。
新加入ウェルシュが14リバウンド15得点
ゴール下では、昨季B2リバウンド王に輝いたウェルシュが存在感を示した。高いボール回収率で両チーム最多の14リバウンド15得点の〝ダブルダブル〟を達成。小野寺HCは「きのうのチームのディフェンスが思わしくなかった。トムに『おまえのやることはなんだ?』と話して、きょうはトムが最後まで頑張ってくれた」。ゴール下だけではなく、3ポイントシュートを決めるなど期待通りの働きを示した。
観客2日間合計9234人
今季は26-27シーズンから始まる新トップリーグのBプレミア参入へ、なんとしても1試合平均4000人を実現する必要がある。7日は5579人、8日は3655人で合計9234人。ホーム開幕節としてはクラブ創設最多をマークした。寺園主将は「あと58試合。昨日みたいなゲームの入りをしていたら僕たちは勝てない。毎試合しっかり準備して、1人1人が自分の役割を再確認して遂行する。それを58試合やっていきたい」。勢いに乗り開幕ダッシュを成功させる。