2023自己採点~郡司裕也の場合~ トレード加入で才能開花
新庄ファイターズの2年目シーズンが幕を閉じた。故障者が続出するなど、序盤から想定外の事態に見舞われ、60勝82敗1分。2年連続の最下位でフィニッシュした。それでも143試合を全力で戦い抜いた。新加入し、才能を開花させた投手。ポテンシャルの高さを見せつけたルーキー。一方で、けがに泣かされ、期待通りの結果を残せなかった選手もいた。道新スポーツデジタルが勝手にチョイスした個性的な面々が今季を自己採点する。
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「7、8月のペースを9月まで保てれば、もっと高かったけど、大ゴケしてしまったので。そこは悔しいですね。ただ、良いことかもしれませんね。来年に向けて『満足するなよ』と言われている感じで。9月は月間打率1割台(.185)ですからね。単打ばかりで打点もないし、まだまだですね」
「ホームランを2本打った楽天戦(8月22日)です。世間が沸いていた甲子園の流れに便乗させてもらいました。名前を知っていただけた機会かなと思います。ワンプレーなら、(9月19日に)西武ドームでセカンドゴロを処理したことかな(笑)。一発目は優しいゴロを期待していたけど、なかなか強烈なゴロが二遊間に飛んで来まして。野球では緊張しないタイプだけど、セカンドの時はずっとドキドキしていました。『頼むから簡単な打球を』って思っていたら、ヤバイ打球が来て、とっさに体がキャッチャーの動きをして両膝を着きました。打球が来た瞬間の光景は、今でもハッキリ思い出せます。体がガチッと固まったことを、めちゃめちゃ覚えてます。セカンドだから経験できたことですね」
「このオフはパワーアップに努めたいですね。長打を増やしたいですし、新庄監督からも『右方向ばかり狙うな』と言われました。僕の悪い癖で、目先の結果ばかりを求めて打撃がチョコチョコしてしまうことがある。もっと強く振れるような体と技術を身に付けたい。これだけ1軍で打席に立たせてもらって、自分の傾向や悪い時にどうなるっていうのが出てきました。その壁を乗り越えるためにも、もう少し強い振りができるようになりたいですね」
「1年間を通して試合に出たいです。ポジションへのこだわりがないわけではないし、もちろんキャッチャーもやりたいです。どこを守っても試合に出て規定打席に乗るぐらいの選手になりたいです」
「北海道の食に出会って、かなりの衝撃を受けました。おいしいご飯を食べすぎて〝バカ舌〟が成長してしまった説がありまして。特に海鮮に対する意識が変わりつつあります。舌が肥えてしまった可能性があって、最近は刺し身や、すしを食べる時に評価している自分がいることに気が付きました。これはちょっと新鮮さが…とか、硬いな…とか。完全に北海道にやられてしまい、舌が成長してしまいました」