清宮 目指すは〝ラガーマンボディー〟 秋季練習がスタート
来季への戦いが早くもスタート 鎌ケ谷で秋季練習
日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)が9日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で始まった秋季練習に参加。オフのテーマに『体づくり』を掲げ、強靱(きょうじん)な〝ラガーマンボディー〟を完成させる。
縁深いラグビー 日本代表の惜敗に思う
熱戦の末に敗れたラグビーW杯・アルゼンチン戦から一夜明け、清宮は言葉を選びながら感想を語った。日本ラグビー協会副会長の父・克幸氏の影響で、自身も幼少期からラグビーに慣れ親しんできた。8強入りは逃したが、桜の戦士たちの姿に胸を打たれた。
「見ていました。面白かったですし、レベルの高い試合だなと思います。刺激というか、本当にやっぱり4年に1度ですし、たくさんのことを犠牲にしてきたんだなって。負けてしまって悔しそうな姿とか見たら余計に…。そこまで頑張ってきたから、神様にほほ笑んでほしかったなと思いますね。今はゆっくり休んでもらって、またリベンジしてほしいです」
オフのテーマは明確 「強くて速い体を手に入れたい」
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日本ハムは5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)でシーズンが終了。3日間の休日は体のメンテナンスに費やし、この日から鎌ケ谷で本格的に練習を再開した。このオフは明確なテーマを設定し、トレーニングに明け暮れるつもりだ。
「まずは体づくりから始めたいなと思っている。いったん打撃、技術、メカニックスのことは無視して、体づくりにしっかり焦点を当てていきたいなと思います。強くて速い体を手に入れたい。瞬発的な動きだったり、ウエートトレーニングをより競技に近づける、そういうメニューを増やしていければと思います」
理想の肉体はラガーマン 万波の活躍にも刺激
今季は左腹斜筋を痛めての離脱もあり、けがをしない体が求められる。強さとスピードを備えたラガーマンのような肉体を「いいっすね。アスリートっていう感じがします。ラガーマンボディー」と理想に掲げる。
発奮材料もある。1学年下の万波が25本塁打を放ち、タイトル争いを繰り広げるなどブレーク。2軍時代から苦楽を共にしてきた仲間の活躍に刺激を受けた。
「マンチューでもあれだけ変われるんだなって。きっかけ一つで変われるというところを見せてもらったと思いますし、一緒にやっていた僕たちに勇気というか希望というか、おまえらもできるぞ、みたいなところを見せてもらいました」
24年シーズンこそアーチ量産! 「自分自身、来年が楽しみ」
自身は故障もあってプロ6年目は出場99試合、10本塁打。目標としていた30、40本塁打に遠く及ばず、悔いの残るシーズンとなった。
「けがもありましたけど、けががなくてもっていう感じなので。自分の中で原因も分かっていますし、もっと改善の余地があると思っているので、自分自身、来年が楽しみです。オフはやりたいことだらけで楽しみって感じです」
来季に向けて、すでに気合十分。肉体改造で〝ラガーマンボディー〟を手に入れ、アーチを量産する。