シーズン途中に移籍　キャリアハイの４０試合登板

　日本ハムの山本拓実投手（２３）が９日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で始まった秋季練習に参加。５０試合登板を来季の目標に掲げた。６月に中日からトレードで加入した今季は、自己最多を更新する４０試合に登板。「去年３０試合、今年４０試合ときているので、来年はもうひとジャンプ、もうワンステップみたいな感じで」と意気込んだ。

秋季練習に参加　テーマは肉体調整＆強化

　９日に開幕したみやざきフェニックス・リーグには参加せず。「去年と同じ取り組みでは駄目だと思うので、より進化していきたい」と秋季練習でじっくり調整する。「体のゆがみ、左右の差をなくしてフラットな状態で来年のキャンプを迎えたい。体を整えてということをテーマにやりたい」。体幹の強化や、自分の思い通りに体を動かすためのトレーニングに取り組む。

先輩右腕のアドバイスに感銘　

　自分の体と向き合うことの大切さを痛感した出来事があった。疲労が蓄積したシーズン中盤、勝ちパターンを担う池田にアドバイスを求めた。「練習前の動きが大事だと思う。『朝とか何していますか』とか聞いて、そこからもっと自分も引き出しを増やさないといけないなと思った」。今季５１試合に登板した先輩右腕のトレーニングメニューは参考になった。

新たな練習法にもチャレンジ　来季の大飛躍期す

　それまで練習前はウエートトレーニングしかしてこなかったが、池田が取り入れるジョギング、長風呂に挑戦。「幅が広がりました。秋のうちに歩いたり、トレーニングを試してみて。いろんなことをやって、いろんな失敗をして来シーズンを迎えられればと思います」。自身初の５０試合登板達成へ、実りの秋にする。